債務整理は自力での解決が難しい

　債務整理の中でも法的な破産、民事再生（個人再生）、任意整理は専門的な知識が求められる上、手続きも込み入っていて、債務者ご本人が一人で解決させるのは非常に困難だと思います。過払い金の請求も、借受金の額や利息の計算などが複雑で、手に負えないでしょう。ご本人のみで対応できるのは、債権者との減額交渉ぐらいではないでしょうか。独力で事を進めようとし、かえって深みにはまることも十分あり得ます。そうなる前に、借金問題の取り扱い経験の豊富な当事務所へお任せください。

弁護士を雇ったら、まず督促を止められます

　借金問題で弁護士に依頼するメリットは第一に、督促をストップできることです。借金を返すめどが立っていないのに、貸金業者から何度も返済を催促されたら、誰しも精神的に追い込まれてしまいます。家に督促状が舞い込めば、家族の目が気になって、肩身の狭い思いをすることもあるでしょう。弁護士が付いたら、債権者に介入通知を送付し、取引履歴の開示を求めます。弁護士介入後は、業者からご依頼者に直接請求することは法律で禁じられていて、督促は停止します。

過払いが確認されたら、返還請求します

　貸金業者から取引履歴が開示されたら、弁護士が法律で定められた利息（法定利息）で借金額を計算し直します。業者は法律で定めた要件を満たしていないと、貸付金額に応じて年利15％から20％までの利息しか取っていけないことになっています。しかし、業者の多くは、要件を満たしていないにも関わらず、法定利率以上の利息を取っていました。ですから、法律の改正があった平成２２年６月以前から業者と取引があったり、クレジットカードのキャッシングをしたりしている人は過払いが生じている可能性があります。以前に取引をして完済した人も当てはまります。再計算で払い過ぎが確認されたら、業者に過払い金の返還、あるいは債務額の減額を請求します。法定利息で計算し直しても借金が残っている場合は、返済方法などを巡り、業者と交渉します。しかも、弁護士が入った後の利息は原則カットを求めます。当事務所は交渉のプロです。業者と対等に渡り合い、不利な状況に陥ることを防ぎます。安心してご依頼ください。

自己破産は「人生の再スタート」の側面もあります

　法定利息で再計算しても借金が残り、全額返済が難しい場合は、自己破産の道が現実味を帯びてきます。自己破産により借金をなくすことで、生計を立て直す機会を得ます。破産歴は戸籍にも残らず、「人生の再スタート」と前向きにとらえてはどうでしょうか。やむを得ない理由で借金を抱えてしまった方や、借金をしたことを反省し、同じ過ちを繰り返さないと心に誓える方には向いている方法だと思います。手続きが終わり、免責を受けたら、弁済の義務は消滅します。ただ、申し立てには細かな条件や手続きが求められ、数多くの書面を作らなければなりません。債務者ご本人だけでは行き詰まる可能性があります。当事務所は破産手続きを熟知しています。ぜひ、ひと声掛けてください。

破産以外の選択肢もお示しします

　「返済額を減らせれば、何とか返せそうだ」という方には、任意整理や民事再生をご提示します。任意整理は、債権者と債務者の当事者同士で返済額や返済方法を話し合う手続きです。裁判所を交えないため、スピーディーに進められます。住宅や車など、ほかの財産も手放さなくて済みます。債務者の代理人として弁護士が入れば、利息をカットしたり、返済回数を延ばしたりすることが望めます。任意整理は当事者同士で直接交渉する場合がありますが、足元を見られて不利な条件を突き付けられかねません。不当な要求をしてこないかどうか、常に目を光らせ、交渉に当たります。民事再生は、裁判所も入れて、債務者の返済額を減らして整理する手続きです。住宅ローンの支払いを続けられ、住宅を持ち続けることができる場合もあります。民事再生も破産同様、手続きが複雑です。経験豊富な当事務所がご依頼者に代わって、手続きを代行します。