借金が親バレする原因は?対処法やバレたときの言い訳について解説

借金が親バレする原因は?対処法やバレたときの言い訳について解説
借金が親バレする原因は?対処法やバレたときの言い訳について解説

  • 「借金が親にバレたかもしれない!どう言い訳しよう…」
  • 「家族に借金を絶対に知られたくない場合、どうすればいい?」


借金を抱えている方の多くは、親や家族に借金の存在をバレたくないと思っているはずです。しかし実際に借金をして返済をしている以上、些細なことがきっかけで借金の存在がバレてしまうことがあります。家族に借金の存在が知られてしまうのは、どのような事がきっかけなのでしょうか。

この記事では借金がバレた時の対処法言い訳をすべきかどうかについて説明しています。債務整理を検討している方に向けて債務整理が親バレするリスクについても併せて紹介。家族に借金がバレそうで怖い方、誰かにバレずに借金を返していきたい方はぜひ参考にしてください。

 

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借金が家族にバレる原因は?

では実際に借金がバレてしまうのはどのような事がきっかけになるのでしょうか。実際の事例を紹介しながら解説をしていきます。

金融機関からの郵便物

借金の存在がバレるきっかけとして一番多い事例は金融機関から届いた郵便物の中身を見られることです。金融機関からお金を借りると以下のような郵送物が届くことがあり、いずれも見られただけで借金の存在がバレます。

  • 契約書類
  • ローンカード
  • 明細書
  • 増額の案内
  • キャンペーン案内

家族と同居している場合、家に届いた郵便物の管理は全て家族が行っているという方もいるはずです。そのような方は金融機関に郵便物を送らないようあらかじめ依頼しましょう。家族より先に郵便物を受け取れる方は、自分で受け取った後家族の目に触れないよう処分してください。

郵送物なしで利用可能な会社

近年では郵送物一切なしで利用ができるローンも増えています。特に大手消費者金融は会社名だけで「借金をしている」ことが第三者にバレるという性質もあり、家族に借金がバレる可能性を低くするための工夫を積極的に取り入れています。

会社によって対応は異なりますが、契約時にweb完結手続きを選ぶ、自動契約機でカードを受け取る等の手続きを踏むことにより、自宅に郵便物が届くことなく利用ができます。郵便物なしで利用ができる金融機関は以下の通りです。

会社 郵送物なしで利用できる条件
プロミス Web完結申込を利用し、カード不要を選択
アイフル Web完結申込を利用し、カード不要を選択
アコム 自動契約機でカードを受け取る
レイクALSA Web完結申込を利用し、カード不要を選択
SMBCモビット Web完結申込を利用
三井住友銀行カードローン ローン契約機で契約しカードを受け取る
三菱UFJ銀行カードローン 自動契約機で契約

キャッシングカード

お金を借りるためのキャッシングカードが手元にあると、コンビニのATMなどから気軽に出金ができるため大変便利です。しかしカードが原因で借金の存在がバレてしまうケースも実際にあります。

キャッシングカードは銀行のカードやクレジットカードと似ているため、一目見ただけでは気づかれにくくなっています。しかし表面に「ローンカード(ROAN CARD)」等と記載があったり、裏面に業者名が書かれていたりなど、よく見るとお金を借りるためのカードであると分かってしまうケースが大半です。

カードがきっかけで借金がバレることを防ぐためには最初からカードを発行しないことが一番です。「郵送物なしで利用可能な会社」の項目でも少し触れている通り、カードなしで利用ができるローン会社も増えています。また銀行系のカードローンの場合キャッシュカードにローン機能を追加できるケースもありますので、これからローンを利用しようと考えている方は普段利用する銀行のローンを検討するとよいでしょう。

分類 会社名・商品名
カードなしで利用できる会社 プロミス
アイフル
SMBCモビット
レイクALSA
銀行のキャッシュカードにカードローンを付帯できる会社 三井住友銀行カードローン
みずほ銀行カードローン
など

ATMの明細書

ATMで返済・借入を行うと取引明細書が発行されます。その明細書をポケットや鞄の中等に入れたままにしていると、家族に発見されそれがきっかけで借金の存在がバレてしまうことがあります。

返済や借入の際にATMを利用している方は、明細書を家に持ち帰らない習慣をつけましょう。

通帳の取引内容

銀行の通帳を見られることで借金の存在がバレることもあります。借入をする際に口座振込を利用したり、口座振替で返済をしたりするとそのことが記録に残るためです。特に銀行のローンの場合、返済による振替を行うと通帳に「返済」という記録が残ってしまうことが。

取引に「借入」や「返済」というような明確が記載がなかったとしても、不自然に振込や振替があると不審に思われるでしょう。通帳によって借金がバレることを防ぐためには、最初から通帳がないネットバンクを利用することをお勧めします。パスワードは厳重に管理し、第三者にログインされないようにしてください。

督促状・督促の電話

借金の返済が遅れると借入先から督促の連絡が入るようになるため、それがきっかけで借金がバレることもあります。借金が返済できない時はあらかじめ金融機関に連絡をし、いつ返済ができるかを伝えるようにしましょう。

督促状がきっかけでバレるケース

返済が遅れると自宅に郵送で督促状が届くようになります。督促状は封筒もしくは圧着ハガキで送られるため、中身を見ないと借金を延滞していることは分かりません。また大手消費者金融が督促状を送る際は、消費者金融を利用していることが分からないよう差出人に別の社名を記載します。例えばアコムの場合は「ACサービスセンター」という会社名を利用しています。

そのため外見だけでは借金をしていると分からないようになっていますが、表面には必ず目立つように「重要」「至急開封してください」等と書かれているため、受け取った家族が開封してしまうケースは大変多いです。

自宅への督促でバレるケース

督促の電話は原則として本人の携帯電話へ行われますが、携帯電話が繋がらない場合は自宅に電話がかかってくることがあります。

消費者金融は会社名を名乗るだけで借金がバレることになるため、自宅に電話をする際は社名を名乗らず担当者の個人名で電話をかけ、本人以外が電話に出た場合は要件を絶対に口にしません。そのため電話だけで借金がバレるわけではありませんが電話に出た家族は不審に思うかもしれません。

また会社によっては自宅への訪問を行う場合もあります。大手金融会社の場合は訪問を一切行っていない所が大半ですが、中小消費者金融や街金では訪問による督促を今でも行っていることがあります。家族が応対した際は要件を伝えないため訪問によって直接借金がバレることはありませんが、何かあったのかと勘づかれる可能性は高いです。

法的措置が原因でバレるケース

借金を返済せず放置し続けていると金融機関側が債権を回収すべく訴訟を起こす、もしくは裁判所を通して支払督促を行うことがあります。このように金融機関が法的措置をとると裁判所から「特別送達」という特別な配達方法で通知が届きます。

特別送達は配達員から直接手渡され印鑑やサインが必要な発送方法で、家族が受け取ることも可能です。もし家族が特別送達を受け取った場合、何事かと驚き封を開けてしまうケースが多いはずです。通達には借金の返済が確認できていない旨が記載されているため借金の存在が確実にバレます。

借金がバレたときの対処法

借金がバレないよう普段から様々なことに気をつけていたとしても、実際に借入をしている以上バレない可能性がゼロとは言えず、不慮の事態により借金の存在がバレてしまうこともあります。

家族に金がバレてしまった場合言い訳をすることはお勧めできません。隠れて借金をしていたことは紛れもない事実であるため、言い訳により相手をさらに傷つけたり怒らせたりすることもあります。まずは素直に謝罪するようにしましょう。

借金に真剣に向き合う態度が重要

借金をしているという証拠を見つけられてしまった場合、それが何であれごまかすことは困難であるはずです。ごまかそうとすると相手の心証がさらに悪くなる可能性が高いです。そのため真摯に謝罪し、素直に借金の理由を伝えるようにしましょう。

借金の理由は人によってさまざまですが、中には「無駄遣いをした」「ギャンブルが原因」など、家族に伝えたくない理由で借金をしている方もいると思います。しかし嘘の理由を伝えた場合、事実がバレた時に更に相手の信頼を失うことになります。本当の理由を伝え、借金を早く返済したいという意志表示をしてください。

言い訳をしたい際に使える理由とは

借金の理由は正直に伝えるべきだと分かっていても、本当の理由をどうしても伝えたくないという方もいるのではないでしょうか。そのような方に向け、比較的許されやすいとされる借金の言い訳を紹介します。

  • 財布を紛失した
  • 収入が減った
  • 急に大きな出費があった

これら3つの理由は相手に「やむを得ない」と思われやすい傾向があります。しかしいずれにせよ借金を隠していたことは事実ですので誠実に対応することを忘れないようにしてください。

財布を紛失した

財布を落とすことは日常生活において誰にでも起こり得る出来事です。もしくはスリ等によって財布を盗まれることもあり得ます。財布をなくした場合は現金だけでなく財布に入っていたクレジットカードも同時に使えなくなるため、しばらくの間生活ができなくなります。生活費を工面するため借金をすることはやむを得ない事だと言えます。

ただ家族と同居している場合は使いにくい言い訳です。また借金には必ず身分証明書が必要になるため、財布に普段から免許証を入れている方は言い訳に矛盾が生じないよう気をつけなくてはいけません。

収入が減った

感染症や物価上昇の影響により、店舗や会社が経営難に追い込まれることは今や珍しいことではなく、どの企業でも突然経営が苦しくなる可能性があります。そのため会社からの収入が減ったことは借金の理由として不自然ではなく、言い訳として利用できます。ただ家族が収入を管理している場合はこの理由は使えないため、他の理由を考えるようにしてください。

急に大きな出費があった

急な出費があり借金をしてしまったという言い訳も借金の理由として許してもらえる可能性があります。どのような出費があったのか、以下のような明確な使途も伝えるようにしましょう。

  • 友人の結婚式が重なった
  • 家電の故障
  • 家賃の更新
  • 経費の立て替え

結婚式は一回出席をするだけでも高額の御祝儀を出すことになるため、借金をせざるを得なくなる理由として相応しいと言えます。家族と一緒に住んでいない場合は家電の故障家賃の更新も言い訳として使えます。アパートの賃貸契約には期間があり、契約満了後も住み続ける場合は契約を更新しなくてはならず、家賃の1~2カ月分を支払わなくてはいけないケースがあります。

家族と同居していて以上の理由が使えない場合は会社の経費の立て替え等、住宅に関係ない理由を考え伝えるとよいでしょう。

借金が多額の場合は債務整理を視野に

借金の理由を伝え謝罪することは大切ですが、それだけでなく既に作ってしまった借金と真摯に向き合っていく姿勢を見せることも重要です。借金の金額や返済計画について伝え、完済していく意志があることを伝えてください。毎月無理なく返済をして行けるのであれば、借金をしたことを許してもらえる可能性が高いです。

ただ借金があまりに高額な場合や返済の目途が経たない場合、正当な理由があっても借金を許してもらえない恐れがあります。「これ程の借金をどうするのか」と問いただされる事もあり得ます。その場合は家族に相談した上で債務整理を考えることをお勧めします。

債務整理のメリットとデメリット

債務整理には任意整理・個人再生・自己破産の3種類があり、減額できる度合いは手続きにより異なります。元金そのものが大きくなりすぎた場合は個人再生や自己破産を検討することをお勧めします。

手段 減額できる金額
任意整理 原則として利息分のみカット
個人再生 借金の5分の1~10分の1
自己破産 全額

ただ債務整理には信用情報がブラックになるというデメリットがあります。自己破産は借金が全額免責されるという大きなメリットと引き換えに、財産の大半を差し押さえられるというデメリットがあります。独断で決めず、弁護士などの専門家や家族に相談した上で決めるようにしてください。

債務整理のメリットとデメリットについては、以下の記事でも詳しく解説をしていますので、併せてお読みください。
債務整理したらどうなる?デメリットや影響を把握して、後悔しない借金解決方法を!

債務整理は家族にバレる?

債務整理は借金を減らすために大変有効な手段です。そのため家族に秘密で借金をしている方の中には、家族に知られないまま債務整理をしたいと考える方もいるはずです。最後に債務整理の各手段ごとに家族にバレるリスクを解説します。

任意整理が第三者にバレるケースは極めて稀

任意整理とは金融機関と交渉し利息分をカットしてもらう手続きのことです。個人再生や自己破産とは違い裁判所を通さず弁護士に依頼をして手続きを行います。弁護士に依頼をした後の金融機関との連絡は電話・郵便共に全て弁護士が代わりに行うため金融機関から手紙等が届くことは一切ありません。

そのため弁護士との連絡方法に気をつけてさえいれば家族に任意整理をしたことがバレる可能性はゼロに近いと言えます。最近では電話でなくメールやLINEで連絡を取る弁護士事務所も増えています。弁護士に無料相談を行う際に「家族にバレないようにしたい」と伝え、連絡方法についてよく相談しておくとよいでしょう。

個人再生も家族にバレず手続きができる

個人再生は裁判所に借金の返済が難しいことを申し立て、再生計画を立てて減額後の借金を返済していく手続きのこと。借金を5分の1~10分の1にまで減額ができますので、元金の金額が大きい方に向いています。裁判所に手続きをするとなると家族にバレそうで不安だと思うかもしれませんが、任意整理と同様弁護士に依頼をすることで自宅に郵送物は届かなくなります。

そのため任意整理と同様に家族にバレないまま手続きを進めることが可能ですが、家計の管理を家族に任せている場合は注意が必要です。個人再生では再生計画を立てるため、原則2カ月分の収支をまとめて裁判所に提出しなくてはいけません。家族に秘密で手続きができるか否かは給与明細や通帳、毎月の支出に関する書類をスムーズに揃えられるかどうかが鍵になります。

自己破産は状況によってバレる場合がある

自己破産は裁判所に借金の返済ができないことを申し立て、財産の大半を差し押さえられる代わりに借金を免責してもらう手続きです。一人暮らしの場合は家族にバレず手続きを進めることが可能ですが自分名義の自宅を所持して家族と住んでいる場合は引っ越しが必要になるため、住んでいる家族を巻き込むことになります。

そのため自己破産を検討しなくてはいけない状況にある場合、家族にその事を伝えた上で手続きを進めることをお勧めします。いずれにせよ自己破産は人生に大きな影響を与える手続きです。独断で決めずに専門家や家族とよく相談した上で決めましょう。

まとめ

家族にバレずに借金の返済を続けていくためにはカードを発行しないATMの明細を持ち帰らないなどの普段の心がけに加え金融機関からの郵送物が届かないようにすることが大切です。契約時にweb完結などで郵送物なしの手続きをした場合でも、借金を延滞すると督促状が郵便で届くようになるため、期日通りに返済を続けていくことも重要と言えます。

もし借金がバレた場合は素直に借金をしたことを認めて謝罪することをお勧めします。言い訳をすると家族を怒らせてしまう可能性がありますが、本当の理由を伝えられない場合はあらかじめ角が立たない理由を考えておきましょう。借金問題を解決したいという真摯な態度が重要です。

借金問題を早く解決するためには債務整理が有効ですが、債務整理のうち任意整理は第三者にバレずに手続きを進めることができます。できるだけ早く借金がバレるストレスから解放されたいという方は、債務整理も考えてみてください。

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