- 「闇金から、元金和解したいと持ち掛けられたがどうすればいい?」
- 「元金和解のリスクやトラブル解決方法が知りたい」
闇金からお金を借りてしまい返済が滞ると、元金和解を持ちかけられることがあります。確かに利息や延滞金を支払う必要がないので一見お得に思えますが、果たして闇金の提案に乗っても大丈夫なのでしょうか?こちらの記事では闇金の元金和解の内容や、応じた場合のリスクについて詳しく解説していきます。
さらに、闇金が元金和解を提示してきたときの正しい解決方法を詳しく紹介。闇金問題を弁護士に依頼したときのメリットもあります。闇金から元金和解やその他の和解案を持ちかけられているという方は、ぜひ参考にしてください。
闇金が提示する「元金和解」って?
闇金が提示してくる「元金和解」とはどんな提案で、どのような意味があるのか解説していきます。「和解」と聞くと穏やかで良いイメージを持つ方がいると思いますが、果たして本当にそうなのでしょうか?
元金を払えば借金を終わらせられるという提案
「元金和解」とは、「もともと借りていたお金(元金・元本)を支払えば、返済を終わりにできる」という提案です。闇金の利息は「トイチ(10日で1割=年利365%)」や「トサン(10日で3割=年利1095%)」といった法外な場合がほとんど。
その法外な利息を支払えずに困っていると、闇金の方から元金和解を提案してきます。10万円を闇金から借り入れしていて、すでに利息を含めて5万円支払っている場合は、残りの4万円を返済して解決とすることも。「闇金といえ、元金くらいは返した方がいいのでは?」と思っている人には、渡りに船の提案のように感じるでしょう。
元金和解を提案してくる理由
闇金が元金和解を提案してくる理由は、債務者にこれ以上返済できる見込みがないと判断したため。債務者から元金和解を提案してくることはまれで、闇金側から提案してくることがほとんどです。さんざんお金を搾り取って、もうこれ以上は取れないと判断すると、元金和解を提案してきます。
また闇金の中には、「もう少し利用できるのでは?」と考えて提案してくることも。後で詳しく解説しますが、闇金は直接お金を取れなくなった債務者も、様々な手段で利用しようとしてきます。新たな「カモ」としての価値があるかどうかを判断するために、元金和解を提案してくる場合もあります。
「元金を分割」や「元金+違約金」というケースも
元金のみを支払うという方法以外にも、元金を分割払いにさせるケースや、元金+違約金(和解金)を支払うように提案してくるケースもあります。手元に一括で支払うお金がない人にとって、分割払いは魅力的な提案に思われるでしょう。しかし闇金との関りを長引かせてしまうというデメリットが発生します。
また元金と違約金を支払って解決する方法では、違約金の金額が利息以上になる可能性や、金銭以外の提案をされることも。元金の分割払いや元金+違約金の解決方法にも、落とし穴があるということを理解しましょう。
金銭の支払い以外に要求される和解案
闇金の中には、元金和解など金銭の支払い以外の和解案を提案してくることがあります。具体的にはどのような和解案があるのでしょうか。
印鑑や身分証明書を渡すよう要求
闇金の中には、元金を返済する代わりに、あなたの印鑑や身分証明書を渡すよう要求してくることがあります。場合によっては「和解書を作るため」と理由付けする業者もいます。しかし身分証明書や印鑑を闇金に渡してしまうと、犯罪や詐欺に悪用される恐れがあることを覚えておきましょう。
身分証明書は外国人の密入国や人命にかかわる犯罪に利用される可能性が。また印鑑とセットで渡すと、あなた名義で新たに借金をしてきたり、銀行口座を新規で作成されてしまう可能性が高いです。
知り合いを紹介するように促す
元金和解を提案してくる代わりに、友人や知人の中にお金を借りてくれそうな人を紹介するように言ってくる場合があります。他人の氏名や連絡先を闇金に教えてしまうと、当然ですが今度はその人が闇金から勧誘を行けたり押し貸しされる可能性が高いでしょう。
また勝手に他人の個人情報を教えてしまったあなたは、「プライバシー侵害」の罪に問われる恐れが。あなたが勝手に闇金に連絡先を教えてしまったことを知られれば、関係にヒビが入ることは間違いありません。自分が楽になりたいからと、勝手に他人の連絡先を闇金に教える行為は絶対にやめましょう。
女性には水商売で働くことを提案
債務者が若い女性だと、闇金からの借金が返せなくなると水商売で働くことを提案される場合があります。闇金は、水商売のスカウトなどと通じている場合があるため。闇金はスカウトからマージンを受け取り、さらに水商売で働かせた給料を返済として巻き上げます。
元金和解を提案するよりも利用価値があると闇金が判断すると、初めから水商売で働くことを要求してくる可能性が高いでしょう。
携帯電話の契約や銀行口座の新設を要求
債務者名義で携帯電話の契約や、銀行口座の新設を要求してくる闇金もいます。これらは闇金の仕事道具として使われることがほとんどです。闇金は自分の居場所や身元を特定されることを極端に嫌がるため、他人名義の携帯電話や銀行口座を必要としています。
「新しく作って渡すだけだから、だれにも迷惑をかけていないのでは?」と思われるかもしれませんが、このような行為は「犯罪利益移転防止法違反」という犯罪に当たる可能性が。また闇金が警察に捕まった場合、あなた名義の携帯や銀行口座を抑えられると、あなたも犯罪グループの一員とみなされる恐れがあります。
元金和解に応じた場合のリスク
元金和解やその他の提案に応じてしまうと、こちらで紹介するようなリスクが発生する危険があります。
実際は利息以上のお金を取られる
すでに高額な利息を支払っている場合は、元金和解によってさらに高額な金銭を支払うことになります。そもそも闇金からの借金には違法な金利がついています。借りている期間によっては元金の数倍~数十倍まで膨れ上がっているケースも。
すでに元金以上の支払いをしているのに、さらに元金和解での提案で、また高額なお金を準備しなければなりません。結局また金銭的に苦しくなる結果に終わります。
まだお金を絞り取れると思われる
闇金に言われるがままに元本和解してしまうと、相手に「まだ金を搾り取れる」「まだ利用価値がある」と思われる可能性が高いでしょう。元本和解して手を切れたと思っているのは債務者の側だけで、闇金からしたら「いいカモになった」と認定されてしまうため。
闇金はもとより違法行為を生業としている集団です。一般常識が通じる相手ではなく、法を犯すことに何ら抵抗はありません。後からいくらでも理由付けして、また金銭を搾り取る方法があることは、闇金自身がよくわかっています。闇金と元金和解したからといって、すんなりと関係を断てる訳でないことを理解しておきましょう。
元金を支払っても送金されていないと嘘をつかれる
闇金からの元金和解に応じて「カモリスト」に載ってしまうと、元金を支払っても届いていないなどと嘘をつかれ、再度元金の支払いを求められます。そればかりか後から慰謝料や違約金という名目でお金を要求される可能性も。他にも「手数料をまだ受け取っていない」などといちゃもんを付けて、あらゆる名目でお金を払わせようとします。
再び口座にお金を振り込まれる
せっかく元金を支払ってすっきりしたと思っていたのに、また自分の銀行口座にお金を振り込まれる可能性も。これは「押し貸し」という方法で、闇金がよくやる手口です。闇金からお金を借りるには、銀行口座情報をはじめとする様々な個人情報を求められます。個人情報はこのような場合に必要としているため。
元金和解した後で「そろそろお金に困っているでしょ?」と勝手に口座に振り込まれ、「まだ返済は終わっていない」と再び激しい催促が始まります。闇金と手を切ることは容易ではないと覚悟しましょう。
元金を返済しても他の闇金から請求が届く
仮に一つの闇金と和解が成立しても、他の闇金業者から押し貸しされ、また嵐のような催促が始まる可能性があります。闇金側は元金和解した債務者を「いいカモ」とみなし、仲間に顧客リストとして横流しするため。一度でも闇金からお金を借りると、あなたの個人情報は違法業者の間で知れ渡ってしまうでしょう。
様々な詐欺の餌食になる
闇金仲間だけでなく、投資詐欺やオレオレ詐欺など、詐欺の餌食になる可能性があります。「カモリスト」が詐欺グループにも流れてしまうためです。給料日前にお金がない人をカモにする「給料ファクタリング」や「後払い・ツケ払いの現金化」など、様々な詐欺業者に騙されてしまう恐れがあるでしょう。
犯罪の片棒を担ぐことになる
上で説明したように、身分証明書や印鑑を預けたり携帯電話や銀行口座を新規契約させられると、自分も犯罪者の一員になる可能性があります。それらを使った闇金や詐欺グループが逮捕されれば、名前が出ているあなたも警察に逮捕されてしまうからです。
「闇金から解放されたい」と思うがあまり、容易に銀行口座や身分証明書などを提出してしまうと大変なことに。実際闇金の被害者だった人が、闇金グループの一味として逮捕されたという事例もあります。
闇金の借金が原因で口座凍結されたときの正しい解除方法や再発させないための対策は、こちらの記事を参考にしましょう。
「闇金からの借金で口座凍結されたらどうなる?3つの原因と解除方法、再び被害にあわないための対策」
元金和解を提示されたときの対処法
では闇金に元金和解を提示されたときは、どのように対処すればいいのでしょうか。
1人だけで安易に解決しようとしない
「闇金にお金を借りたのは自分だから」と、自分だけで安易に解決しようとしてはいけません。また「話し合えばきっと分かってくれるはず」と、闇金に交渉を持ちかけるのもいい方法ではありません。相手は法律の外にいる犯罪者なので、1人だけで対処しようとするのは悪手です。
「いっそのこと闇金の借金を借り逃げしてしまおうか…」と考えた方は、こちらの記事でどうなるかについてや正しい対処法を知りましょう。
「闇金の借金を借り逃げするとどうなる?取り立てと闇金被害への対処法とは」
闇金からの要求には応じない
元金和解以外にも、闇金は様々な要求を出してきます。しかしそのような要求には応じないようにしましょう。たとえ和解という名目で元金を支払ったとしても、闇金はすんなり手を引く訳はないからです。通常の返済が難しいと判断して提案しただけであって、はなから約束を守る気はありません。
闇金とは知らずにお金を借りてしまっても、闇金からの要求には応じず、司法書士や弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。
闇金からの電話がしつこくて困っているという方は、こちらの記事を参考に対処方法を学びましょう。
「闇金からの電話しつこいときの対処法!間違った方法や電話がくる理由も紹介」
闇金に返済する必要なし
そもそも闇金からの借金には、1円も返済する必要はありません。というのも、闇金は出資法や貸金業法などの法律に違反している業者で、法律上は貸付自体が無効だからです。闇金業者には次のような法律違反行為があります。
法律の種類 | 違反内容 |
---|---|
貸金業法違反 | 貸金業を営む者は、都道府県や国に貸金業の届け出をしなければならない 闇金は無登録・無許可で営業している |
出資法違反 | 上限金利である15~20%を超える金利で貸し付けしてはならない 闇金はそれ以上の高利でお金を貸している |
民法の不法原因給付 | 不法な原因のために給付をした者は、その給付の返還を請求できない 数々の違法行為である闇金の貸し付けは、返済する必要がない |
一番最後の「民法の不法原因給付」は、平成20年6月に最高裁判所で出た判例で認められています。このように闇金はいくつもの法律違反を犯していて、法律上は貸付自体が無効となってるため、返済する義務はないということです。
闇金の被害を最小限に食い止めるためには、「闇金には1円も支払う必要がない」ということを理解しておく必要があります。
消費生活センターや警察に相談
闇金問題に悩んだら、消費生活センター(国民生活センター)や警察に相談するという手があります。消費生活センターでは、闇金被害に関する相談にも応じています。相談窓口なので気軽に相談しやすく、過去の事例をもとに闇金かの判断が可能。一方であくまで相談窓口のため、直接的な解決はできないというデメリットがあります。
また闇金から脅迫されたり暴行を受けた場合は警察に相談できます。しかし単に返済に関してトラブルになっただけだと、お金の貸し借りについては「民事不介入の原則」があるため警察では取り合ってくれません。また警察では証拠がないと動いてくれないため、証拠集めや被害届の提出などの手続きが大変です。
実際に被害届を受理してくれても、どの程度捜査してくれるかは対応した警察官や警察署次第。被害者が大勢いるなど、よほど大きな事件でない限り、警察には期待できないでしょう。
弁護士などの専門家に相談
闇金から元金和解を提案されたなど対応に困ったときは、弁護士をはじめとする法律の専門家に相談するのが一番です。闇金に対して債務者が1人で立ち向かうのは難しく、交渉は難航します。すでにお金を借りているという負い目があるため、闇金に対して強い態度で対応できません。
またこれまでの執拗な取り立てや嫌がらせなどで精神的に疲弊していると、冷静な判断ができない場合も。安易に対応して取り返しのつかない事態になる前に、借金問題に強い弁護士に相談してみましょう。
借金問題を依頼する弁護士の選び方に迷ったら、こちらの記事を参考にしてください。
「【相談前・相談時】債務整理を依頼する弁護士の選び方を解説!失敗しない6つの注意点も紹介」
借金の根本解決を図る
闇金被害を解決するには、借金の根本解決を図ることも重要です。せっかく今回闇金と和解できたとしても、また借金問題が起これば、闇金に手を出してしまう可能性があるからです。中には闇金と分からないような看板で金銭を貸す業者もいるため、闇金問題を解決するには、これ以上借金をしない努力が必須です。
生活費などが不足して借金をしてしまった方は、家計の見直しが必要となります。家計簿をつけて支出を可視化し、収入を増やす努力をしながら収支のバランスを取っていきましょう。消費者金融などの借金がかさんで闇金を利用した方には、債務整理が有効です。
またギャンブルや買い物がやめられない方は、依存症の可能性があります。依存症は病気のため、自分や家族だけの力では治すことは難しいでしょう。専門の医療機関を受診して、適切な治療を受けることをおすすめします。
「人生詰んだ」という借金生活を立て直し、闇金に頼らない解決方法を知りたい方は、こちらの記事を参考にしましょう。
「借金で人生詰んだと悩んでいる方へ!生活を立て直し復活するための解決方法」
闇金問題を弁護士に相談するメリット
先述の通り、元金和解をはじめとする闇金問題は弁護士などの専門家に相談するのが有効です。こちらでは弁護士に闇金問題を相談するメリットを紹介します。
受任通知により取り立てをストップできる
弁護士に闇金問題を依頼すると、闇金からの執拗な取り立てをストップできます。これだけでも心が軽くなるという方も多いのではないでしょうか。というのも弁護士からの受任通知を受け取っただけで、闇金側は取り立てや嫌がらせをストップさせることがほとんどだからです。
弁護士が依頼人から闇金問題の解決を依頼されると、債権者宛てに弁護士が代理人になったことを知らせる「受任通知」を送ります。この受任通知には、すぐに取り立て行為をストップすることや、債務者が支払った金額を返還するようにとの内容が記されています。
受任通知に書かれていることは貸金業法でも認められている内容のため、闇金側が受任通知を無視して取り立てを継続すると、刑事告発や口座を凍結される恐れが。闇金は警察に逮捕されたり、仕事ができなくなることを最も恐れているため、弁護士が代理人になったことを知ると、すぐに取り立て行為をストップします。
闇金の取り立てをやめさせる方法について詳しく知りたいという方は、こちらの記事を参考にしてください。
「闇金の取り立てをやめさせる方法|最適な相談先や対処法を知ってトラブルを解決!」
法的措置により逮捕が可能
弁護士が法的措置を取ると、闇金を逮捕することも可能です。闇金との交渉に慣れている弁護士は、警察とつながりがあることも多く、証拠の提出や刑事告発などを通じて警察に働きかけられるからです。具体的には次のような法律違反で、闇金を逮捕することができます。
- 出資法違反
- 貸金業法違反
- 組織犯罪処罰法違反
- 脅迫罪
- 恐喝罪
- 業務妨害罪
- 名誉棄損罪
とはいえ実際に弁護士が闇金に対して法的措置を取ることはほとんどありません。法的措置をにおわせた段階で、闇金が和解に応じるケースが多いでしょう。
闇金との交渉を任せられる
弁護士に依頼すると、闇金との交渉をすべて任せられます。法律の知識のない人間が闇金と交渉しようと思っても、うまくいかないことがほとんど。怒鳴られたり脅されたりして委縮してしまって交渉がまとまらないばかりか、周囲にまで迷惑をかけるなど、さらに状況を悪化させてしまうことも考えられます。
その点、弁護士は交渉のプロでもあります。法律の知識を駆使しながら、交渉に応じないと裁判など闇金の不利になるということを伝えられます。弁護士に依頼すると、闇金と直接交渉する心理的負担がなくなるばかりか、闇金の動きをすぐにストップさせることも可能です。
1円も支払うことなく解決できる
闇金問題に強い弁護士に依頼できると、闇金に1円も支払うことなく解決できます。というのも弁護士に、闇金に1円も返済せずに引き下がらせるだけの交渉力があるため。このように1円も支払わずに解決することを「ゼロ和解」と言いますが、闇金問題に強い弁護士ならゼロ和解が原則です。
闇金問題を依頼する弁護士を探す場合は、ゼロ和解が可能かどうかをチェックするといいでしょう。
闇金の口座を凍結できる
闇金の口座を凍結できるのも、弁護士に依頼するメリットです。弁護士には闇金が使用している銀行口座や携帯電話を停止できる権限があるためです。闇金の口座を凍結できれば、これ以上同じような闇金被害で苦しんでいる人を出さずに済みます。弁護士はこの権限を交渉に利用することも可能です。
闇金にとって、銀行口座は仕事をするうえで不可欠です。この口座を利用できないということは、闇金にとって大きな損失になります。闇金側は「弁護士がついている面倒な客を追いかけるよりも、新たな客を探した方がいい」という判断をして、あなたから離れるという訳です。
支払ったお金を取り戻せる可能性
確率は低いですが、闇金に支払ったお金を取り戻せる可能性があります。「振り込め詐欺救済法」による被害回復分担金を受け取れる場合があるため。被害回復分担金とは、犯罪に使用された疑いのある銀行口座を凍結し、口座名義人の預金債権を消滅させるなど一定の手続きを経ると、被害者に分担されるお金のことです。
闇金問題に強い弁護士なら、被害回復分担金支払いのための申請や手続きの代行を依頼できます。どうしても闇金からお金を取り戻したい場合は、このような方法も検討してみましょう。
まとめ
闇金が提案する元本和解は、「元本を支払えば借金を終わらせられる」という提案です。しかしこの提案に乗ってしまうと、いいカモだと思われて押し貸しされたり他の闇金のターゲットになることがほとんど。結局闇金と手を切ることができないので、絶対に和解には応じないようにしましょう。
元本和解の他にも、身分証の提出や新規銀行口座の開設を求められるケースがあります。提出された個人情報や口座は、闇金の仕事には欠かせないものであり、新たな犯罪に使用される可能性も。闇金の被害者がいつの間にか闇金の一味とみなされて逮捕される恐れもあるので、闇金の要求には応じないのが鉄則です。
元本和解など闇金トラブルを解決するには、1人で対処しようとせず、闇金対応の実績が豊富な弁護士に依頼するのがベストです。取り立てを即時にストップでき、交渉を任せられます。また闇金に法的措置を取ったり、1円も支払わずに解決することが可能。闇金対応を依頼する場合は「ゼロ和解」を基本としている弁護士を探しましょう。