dカードの支払い遅れはどうしたら…滞納後に起こることと支払いができないときの解決法とは?

dカードの支払い遅れはどうしたら…滞納後に起こることと支払いができないときの解決法とは?
dカードの支払い遅れはどうしたら…滞納後に起こることと支払いができないときの解決法とは?
  • 「dカードの支払いが遅れそう…どうしたらいい?」
  • 「dカードの支払いを延滞するとどうなるか知りたい」

ドコモの携帯電話を使っている人の中には、dカードを作って携帯料金を支払ったりキャッシュレス決済を利用している方も多いのではないでしょうか。確かにとても便利なカードですが、とはいえ他のクレジットカードと同様に、支払いが遅れた場合にはペナルティが発生します。

そこでこちらの記事ではdカードの支払いが遅れるとどうなるかについて詳しく解説していきます。さらに支払いが遅れたときの対処法や支払いが難しいときの解決方法も紹介。dカードの支払いが遅れそう…という方はもちろん、すでに支払いが遅れているという方は参考にして、適切な対処方法を選択しましょう。

 

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dカードとは?

まずはdカードとはどのようなカードなのかについて、種類や特徴を解説していきます。

NTTドコモが発行しているクレジットカード

dカードは、通信会社大手のNTTドコモが発行しているクレジットカードです。ドコモ携帯やドコモ光の利用料金の10%がdポイントとして還元されるほか、d払いやiDなどの電子マネーが利用でき、ETCカードや家族カードも作成可能です。国内外の主要空港のラウンジが無料になるなど特典が充実。

さらにカードを使った買い物でもdポイントを貯められるので、ドコモユーザーで利用している人が多いのではないでしょうか。

dカードの種類

dカードには、通常の「dカード」と「dカードGOLD」の二種類があります。それぞれの特徴については、下記を参考にしてください。

dカード
  • 年会費永年無料
  • 買い物100円(税込)ごとに1%ポイント加算
  • 対象のドコモの利用料金で1%ポイント還元 10ポイント/1,000円(税抜)
  • d払い
dカードGOLD
  • 年会費11,000円(税込)
  • 買い物100円(税込)ごとに1%ポイント加算
  • 対象のドコモの利用料金で1%ポイント還元 100ポイント/1,000円(税抜)
  • 年間の利用額に応じて特典が進呈される
  • GOLD会員専用サポートデスクがある

参考:カード一覧|dカード

dカードの支払い方法

dカードでは、次のような支払い方法が利用できます。

種類 支払い方法 手数料
1回払い 毎月の締め日までの利用金額を翌月の支払日に支払う方法 なし
リボ払い あらかじめ指定した一定額を毎月の支払日に支払う方法 あり
分割払い 利用時に支払回数を指定できる方法

クレジットカード番号が「4980」「5302」「5334」のいずれかから始まる方:3・5・6・10・12・15・18・20・24回

クレジットカード番号が「4363」「5344」「5365」のいずれかから始まる方:・5・6・10・12・15・18・20・24・30・36・42・48・54・60回

あり

なお、取り扱い加盟店によっては、次の支払い方法も利用可能です。

種類 支払い方法 手数料
2回払い 締め日までの利用分を、翌月と翌々月の支払日に均等分割する方法 なし
ボーナス一括払い 夏のボーナス(8月)・冬のボーナス(翌年1月)に一括で支払う方法 なし

参考:ご利用代金のお支払い方法|dカード

dカードの締め日・支払日

dカードの締め日は毎月15日、支払日は毎月10日です。締め日とはカードの利用金額が確定する日のことで、dカードでは前月の16日から当月の15日までに請求があった分を翌月10日に支払うことになります。ちなみに支払日の10日が土日祝日の場合は、翌営業日が支払日です。

とはいえ「10日が支払日だから」と、10日に口座に入金すると引き落としが間に合わない可能性があります。入金してから口座に残高として反映されるまでタイムラグがあるためで、支払日に遅れないようにするには、少なくとも前日までに入金を心がけましょう。

ボーナス払いの場合の利用期間と支払日は以下の通りです。

ボーナス払いの期間 利用期間 支払日
夏のボーナス 12/16~翌年6/15 8/10
冬のボーナス 7/16~11/15 翌年1/10

毎月の利用額は26日頃に確定するので忘れずにチェックしましょう。尚、「1回払い」「リボ払い」「キャッシングリボ残高」は、請求確定前であれば振込による臨時の支払いができます。

買い物依存の自覚がある方、克服方法や借金解決法を知りたい方は、こちらの記事を参考にしましょう。

「買い物依存症を克服したい|原因やなりやすい人、克服や借金解決の方法を詳しく解説」

引き落とし時間

dカード支払日の引き落とし時間は、利用している金融機関によって異なります。日付が変わった0時ちょうどに引き落としになるところもあれば、営業時間に引き落とされるところもあるでしょう。具体的な引き落とし時間は公式HPでも明らかになっていないので、遅くとも支払日の前日までは入金するのが確実です。

支払金額の確認方法

dカードの支払金額を確認する方法は、Web明細・dカードアプリ・利用代金明細書の3つがあります。それぞれの確認方法は、以下の通りです。

種類 確認方法
Web明細
  • スマホやパソコンからdカード会員専用サイトにログインし、毎月の利用明細情報が確認できるサービス
  • クレジットカード番号が「4363」「5344」「5365」から始まる方:TOP画面から「ご利用明細照会」を開く
  • クレジットカード番号が「4980」「5302」「5334」から始まる方:「ご利用状況確認」から「カードのご利用明細照会」を開く
dカードアプリ
  • スマホにdカードアプリをダウンロードすることで、毎月の利用明細情報が見られるサービス
  • ホーム画面上部に、請求額が表示される
利用代金明細書
  • 利用代金明細書を発行し郵送で手元に届くサービス
  • dカードセンターへの電話による申し込みが必要
  • dカードではWeb明細を標準としているため、封書の場合は発行手数料として110円(税込)かかる

参考:Web明細サービス|dカード

dカードの支払いが遅れるとどうなる?

使って・貯めて便利なdカードですが、支払いが遅れるとどのようなことが起きるのでしょうか。こちらでは時系列に沿って、支払いが遅れると発生することを解説していきます。

遅延損害金が発生

dカードは毎月10日の支払日に引き落としができないと、遅延損害金が発生します。遅延損害金とは約束の支払いが遅れたことに対する罰金のようなもの。dカードでは、利用代金(残元金)1,000円単位で次のような年利の遅延損害金が1日ごとに加算されます。

利用方法 年利
ショッピング 14.5%
キャッシング 20.0%

遅延損害金は、次の計算式で算出できます。

遅延損害金=元金(利用代金)× 遅延損害金利率(年利) ÷365日×延滞日数

dカードでは遅延損害金の請求は2カ月後となり、金額はWeb明細や利用代金明細書から確認可能。支払いが遅れれば遅れるほど遅延損害金の金額が大きくなるので、なるべく早めに支払うようにしましょう。

カードが一時的に使えなくなる

dカードの支払いが1日でも遅れると、支払日の翌日からカードが使えなくなります。他に使えるクレジットカードがあるときにはそれほど不便を感じないかもしれませんが、ドコモ料金の支払いや光熱費などをdカードにしていると、そちらの支払いも延滞扱いになる可能性があるので注意しましょう。

ただしカードが使えなくなるのは一時的なもので、請求分の振込または引き落としが確認できると、支払日の2営業日後にはカードがまた使えるようになります。

通知書が送られてくる

支払日の3~5営業日後には、通知書が送られてきます。通知書の送付元は、「ドコモdカード受託センター」やNTTドコモの業務受託会社である「ニッテレ債権回収株式会社」です。債権回収会社は法務省の認可を受けたきちんとした会社。詐欺など怪しい会社でないので無視しないようにしましょう。

通知書には支払いに遅れていることや請求金額のほか、コンビニなどで支払える請求書も同封されています。もし6営業日以降も通知書が届かない場合は、こちらの番号まで連絡してください。

ニッテレ債権回収会社 ドコモdカード受託センター

電話番号:0570-783-890(営業時間8:15~20:45 年末年始は休業)

事務手数料が発生

支払日に遅れた場合、再引き落としや振込を設定するためのシステム処理手数料やその他の費用として、「回収事務手数料」が440円かかります。回収事務手数料は支払いができなかった月の翌々月の10日に請求され、支払が確認されるまで請求されます。

参考:ご質問と回答|dカード

電話や書面で督促が来る

通知書が届いてもなお支払わずにいると、督促の電話やはがきが届くようになります。家の電話にかかってきた場合は、同居家族に支払っていないことがバレる可能性も。こちらから連絡をすれば督促が入ることがないので、決して支払い遅れは放置せず、早めに手続きを行いましょう。

カードが強制解約になる

dカードを支払わずに2カ月程度経過すると、dカードが強制解約となります。ただし2カ月という期限はあくまでも目安であって、もっと早いタイミングで強制解約になる可能性も。dカード公式サイトには、解約に関して次のような記載があります。

引き落とし日の翌月10日(土日祝の場合は翌営業日)までにご入金の確認ができなかった場合、dカード契約は解約され、すべてのdカードサービスをご利用いただけなくなりますのでご注意ください。

引用:ご質問と回答|dカード

数日の支払い遅れでは解約される可能性は低いですが、一カ月以上支払わずにいるといつ強制解約となってもおかしくありません。一度強制解約となると、再度dカードを発行することはできません。下で詳しく説明しますが、dカード以外のクレジットカードも新規で作成するのが難しくなります。

一括請求される

dカードが強制解約となると、未払い分の金額を一括で支払うように請求されます。これは他のクレジットカードやキャッシングでも同様で、一定期間以上支払いを遅らせると、分割払いで支払えるという権利を失うため。どれだけ未払い分が高額でも、一括で支払わなければなりません。

一括請求されるまで、対処できる時間は十分にあります。支払いが遅れそうなときには、早めに窓口まで連絡するようにしましょう。

ドコモ携帯が使えなくなる

ドコモ携帯の利用料金をdカード払いにしている方は、ドコモ携帯が使えなくなる可能性があります。dカードが利用停止になることで、ドコモ料金の支払いができなくなるため。これは逆の可能性もあり、ドコモ料金が未払いで利用停止になると、dカードの利用も制限されます。

だだしすぐにドコモ携帯が使えなくなるわけではなく、支払い遅れから3週間程度の猶予があります。今や携帯電話やスマホはなくてはならないツールです。dカードだけでなくドコモ携帯までも使えなくなる前に、1日も早く支払いを済ませるようにしましょう。

dポイントが使えなくなる可能性

せっかく貯めていたdポイントも、dカードの支払い遅れで使えなくなる可能性があります。dカードの利用規約に次のような内容が記載されているからです。

〈第5章 期限の利益の喪失・利用停止・契約の終了・提供中止等〉

第39条(dカードサービスの利用停止)1、当社は、会員が以下の各号のいずれかに該当した場合には、会員の d カードサービスの 一部又は全部について利用停止の措置を採ることがあります。

(1)金融機関による決済口座からの自動振替等の手続きが完了していないとき

引用:dカード利用規約(会員規約)|dカード

支払遅れが長期間に及んだり、頻繁に支払い遅れが発生してしまうと、dポイントサービスが利用できなくなる可能性があります。

電子マネー「iD(アイディ)」が使えなくなる可能性

dカードの利用が停止されると、電子マネー「iD(アイディ)」が使えなくなる可能性があります。原則として、dカードが利用停止になっても、電子マネーは利用可能です。しかしiDの支払いにdカードを連携させる「ポストペイ型」を選択すると、dカードの利用停止に伴いiDも使えなくなるという訳です。

支払タイプを「プリペイド型」や「デビット型」に選択している方は、dカードが使えなくなっても継続して利用可能です。

ペイディの支払いに遅れそうなときには、こちらの記事を参考にしてください。

「ペイディで支払い遅れが発生!時系列での起こること&支払い遅れの対処法とは」

ブラックリストに載る

dカードのみならずクレジットカードの支払いを延滞すると、61日以上または3カ月の延滞で信用情報機関にある個人の信用情報に「延滞(異動)」という情報が記録されます。いわゆる「ブラックリスト」に載ったという状態で、次のような様々なデメリットが生じてしまいます。

  • ローンや分割払いの審査に通らなくなる
  • クレジットカードを新規で作れなくなる
  • 現在持っているクレジットカードも更新のタイミングで使えなくなる
  • 保証人になれない
  • 賃貸物件を契約できない可能性

NTTドコモの場合は「CIC(クレジット・インフォメーション・センター)」という信用情報機関と提携しているため、支払が1日遅れただけでも延滞の情報が記録される可能性があります。ブラックリスト入りしてしまうと、自動車ローンや住宅ローンなど、どうしてもローンを組んで購入したいときに審査に通らなくなってしまうでしょう。

クレジットカードの支払いを3カ月滞納したときに起こることについては、こちらの記事を参考にしましょう。

「クレジットカードの支払いを3カ月連続で遅延したらどうなる?払えない時の対処法は?」

ドコモ携帯の分割払いができなくなる

dカードの支払い遅れが生じると、それ以降ドコモでスマートフォンを購入しても分割払いができなくなります。これは信用情報機関とNTTドコモ社内に(社内ブラック)に延滞情報が登録されるためです。最近のスマホは高額なものが多く、分割払いで購入できないとなると、一括で買えるための金額を貯めるか中古を購入するしかスマホを新しくする方法がなくなります。

裁判所から通知が届く

dカードが強制解約となった後も支払せず、再三督促されてもそれらを全く無視し続けていると、最終的には裁判所から通知が届くようになります。ここまでの事態になると、法的な強制力を持った強制執行などの命令が下る可能性が高いです。支払いから逃れることは絶対にできません。

裁判所から通知が届くようになるまでは、何度も督促の電話や通知があったはず。ここまで来て「知らなかった」という言い訳は通用しないでしょう。

裁判所の通知を無視するとどのような道をたどるのかについては、こちらの記事を参考にしましょう。

「借金放置して裁判所も無視するとどうなる?放置後に起こることを知り、適切な解決方法を選択しよう」

財産が差し押さえられる

裁判所から「支払督促」などの通知が届き、これも放置し続けていると、裁判所の命令の元で財産が差し押さえられます。差し押さえられる財産は給与や預貯金などです。給与差押になると、裁判所から会社宛てに通知が届きます。dカードの支払いを滞納していたことが会社にバレてしまうでしょう。

給与を差押えられたからといって、会社をクビになる可能性は低いですが、会社内の評判が悪くなったり人事査定に悪影響を及ぼす場合も。周囲の目が気になって会社を辞めたくなる人も出てくるでしょう。

支払が遅れたときの対処方法

dカードの支払いが遅れた・遅れそうなときは、次のような対処をしていきましょう。

電話で連絡

お金の準備ができず引き落としができないときには、dカードに電話で連絡してください。電話で振込先を案内されてすぐに振り込めば、dカードを停止される期間を短縮できます。電話を入れるときには、遅れた理由と支払いできそうな日にちを伝えましょう。

【dカードコールセンター電話番号】

ドコモの携帯電話専用窓口 dカード会員:*(アスタリスク)8010  dカードGOLD 会員:*9010
一般電話などから(有料) dカード会員:0570-030-360 dカードGOLD会員:0570-070-360

【営業時間】

年中無休 10:00~20:00 (ただし18:00~20:00は一部業務の受付を行っていません)

ただし支払いが遅れた場合、2カ月分の金額を合算して引き落とすことはできません。また支払日を過ぎた場合は分割にすることもできないので気を付けましょう。

クレジットカードで分割交渉できるかについては、こちらの記事を参考にしましょう。

「クレジットカードの支払いができない…分割交渉できる?注意点やその他の対処法を紹介」

再引き落とし日まで待つ

一部の金融機関を引き落とし口座に指定している方は、後日の再引き落とし日まで待つという方法があります。とくに手続きの必要がないため、再引き落とし日までに口座に現金を入金しておきましょう。引き落とし口座に指定している金融機関ごとの引き落とし日については、こちらを参考にしましょう。

金融機関 再引き落とし日
みずほ銀行

三菱UFJ銀行

三井住友銀行

りそな銀行

埼玉りそな銀行

横浜銀行

支払日から月末まで毎営業日引き落としがある
ゆうちょ銀行 支払月の20日のみ

通知書の案内に従って支払いを行う

上記以外の金融機関を指定している方は、dカードが指定する口座に振り込みを行ってください。通知書にバーコードが記載されている場合は、コンビニ(ローソン)での支払いが可能。バーコードがない場合は、通知書に記載されている支払い方法を利用してください。振込で支払うときには、振込手数料がかかるので注意しましょう。

「あとから分割」「あとからリボ」を利用する

dカードの支払いが遅れたときには「あとから分割」や「あとからリボ」を利用する方法があります。これは支払い時に一括払いを指定しても、後から分割やリボ払いに変更できるサービス。一括払いを分割やリボ払いにすることで、毎月の支払額を減らすことができます。

あとから分割

dカードでは1回払い・2回払い・ボーナス払いを選択した場合に「あとから分割」を利用可能です。「あとから~」を利用するには、dカード公式HPからやコールセンターに電話することで変更できます。利用条件はクレジットカード番号ごとに異なります。

カードの種類 利用条件
クレジットカードが「4980」「5302」「5334」から始まる場合 1回の利用金額が5万円以上
クレジットカードが「4363」「5344」「5365」から始まる場合 1回の利用金額が1万円以上

分割払いの実質年利は12.00~14.75%。ショッピングで利用した総支払額を指定の支払い回数で割った金額を均等分割して支払えます。

あとからリボ

「あとからリボ」も、1回払い・2回払い・ボーナス払いを選択した場合に利用できます。急な出費が重なって来月の支払いが厳しいという方は、事前にあとからリボを申し込んでおきましょう。支払条件の手数料率やリボ払い利用枠については、こちらを参考にしてください。

カードの種類 手数料率(年利) リボ利用枠
クレジットカードが「4980」「5302」「5334」から始まる場合 15% 100万円まで
クレジットカードが「4363」「5344」「5365」から始まる場合 15% dカード会員:100万円まで

dカードGOLD会員:300万円まで

こちらもWebや電話による変更が可能です。

よく利用する口座に変更

dカードの支払い忘れを防ぐには、よく利用する銀行口座や使い勝手の良い口座に変更することをおすすめします。例えば給与振込口座をdカード引き落とし口座に登録しておけば、わざわざ口座に利用金額を入金する手間が省けます。また上で紹介した再引き落としが可能な口座に変更しておけば、万が一のときでも安心です。

支払口座の変更はいつでもでいます。一部の金融機関はWeb上で変更手続きを完了できます。口座の変更について分からないことがあれば、「dカードセンター」に問い合わせてみましょう。

dカードの支払いが難しいときの解決方法

dカードの支払いができない、dカード以外にも借金があるという方は、次に紹介する解決方法が必要です。

お金を作る

dカードの支払いが来月だけどうしても難しいという場合は、何とかして支払いに充てるお金を作りましょう。次の支払いまでに準備できれば、それほど大きな影響は出ません。まずは家にある不用品や使わないものを売るという方法がおすすめ。

リサイクルショップでは家具や家電などの大型商品を引き取ってもらえます。またフリマアプリを利用して洋服やゲーム用品、本などを売りましょう。趣味のものや嗜好性の高いものはオークションサイトがおすすめ。売るものによって高く売れる場所が違うので、どこで何が高く売れるかの研究が必要です。

売るものがないけれど時間はあるという方は、日払いのバイトをしてみてはいかがでしょうか。様々な職種で募集しているので、自分に合ったバイトを探せます。また一日働いた分の給料はその日のうちに手にできるので、手っ取り早く現金を得られる方法としておすすめです。

お金がないときの対処法や利用できる公的支援については、こちらの記事を参考にしてください。

「お金がない…助けて!原因やNGを知って公的救済制度・状況別対処法で乗り切ろう」

他にも借金がある人は債務整理を検討

dカードの支払い以外に他にも借金を抱えている方は、債務整理を検討してはいかがでしょうか。とくに返済のためにお金を借りている、利息の支払いだけで精いっぱいという方は債務整理がベストな選択肢です。債務整理は国が認めた借金解決方法で、主に任意整理・個人再生・自己破産の3種類があります。

任意整理

任意整理はカード会社をはじめとする債権者と直接交渉することで、遅延損害金や将来利息を減額できる手続き。利息を計算し直す過程で過払い金があるかどうかも確認できます。手続き後の借金は原則3年、最長でも5年かけて返済していきます。

裁判所を通さない手続きなので周囲にバレるリスクが少なく、手続きする債権者を選べるのもメリット。ただし返済が続くため安定した収入がなければ任意整理できません。また他の債務整理と比べて減額効果が弱いのもデメリット。リボ払いや利息の高いキャッシングを多くしている方で、比較的借金額が少ない方にお勧めの方法です。

任意整理するとクレジットカードはどうなるかについては、こちらの記事を参考にしましょう。

「任意整理をするとクレジットカードはどうなる?代替できるカード決済や新規発行方法を解説」

個人再生

個人再生は、裁判所を通した借金解決方法。100万円以上の借金を抱えている方に有効で、総額に応じて最大で1/10まで減額できます。ローン返済を継続しながらマイホームに住み続けられる「住宅ローン特則」があるのが特徴で、自己破産のように財産を手放す必要がありません。

しかし減額後の返済は3~5年継続するので、一定以上の安定した収入が必要。任意整理のように手続きの対象を選べないので、保証人に迷惑をかける恐れがあります。また裁判所を通すということで、国の機関誌である「官報」に住所や氏名が載るのもデメリットです。

個人再生のメリット・デメリットは、こちらの記事を参考にしてください。

「個人再生のメリット・デメリットを徹底分析!注意点・利用条件・他の債務整理との違いは?」

自己破産

dカードの支払いをはじめとする借金の返済が不可能だと感じたら、自己破産を検討すべきでしょう。裁判所に申し立てて破産が認められると、借金の返済義務はなくなります。無職や収入が少ない人でも手続きでき、よりスピーディに人生を立て直せるのもメリット。

一方で一定以上の財産が処分され、手続き中は資格や職業に制限がかかります。また家族に知られる可能性が高く、連帯保証人に返済義務が移るのもデメリット。そのため家族がいる方は、家族への影響も考えながら自己破産すべきか考えましょう。

自己破産の手続きを自分でできるかについては、こちらの記事を参考にしましょう。

「自己破産は自分でできる?手順と注意点、弁護士に依頼しないときのデメリットとは」

借金問題に詳しい弁護士に相談

dカードの支払いなど借金の返済で困ったときには、法律の専門家である弁護士に相談しましょう。他の借金と一緒に債務整理する場合でも、どの方法が最適なのかアドバイスがもらえます。またすでに一括請求を受けた場合でも、カード会社と交渉するなどの対処が可能。

多くの弁護士事務所では初回相談料を無料にしています。実際に依頼するまで一切の費用は掛からないので、借金問題で生活が苦しい方でも気軽に相談できるでしょう。もちろんそのまま債務整理の手続きを依頼することも可能です。借金問題は早ければ早いほど傷が浅く済みます。手遅れになる前に、なるべく早めに専門家に相談しましょう。

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まとめ

dカードは、NTTドコモが発行しているクレジットカードです。携帯料金やNTT光の支払いでdポイントがたまり買い物にも使える便利なカードですが、支払いが遅れるとカードを利用できなくなり、携帯料金の支払いに影響が出ることも。最終的には裁判所から通知が届き、給与や預貯金を差押えられます。

dカードの支払いが遅れそうなときには、まずはカスタマーサービスに連絡してください。再引き落としを待つ方法や、通知書に書かれている通りに振込むという方法も有効。支払い忘れを防ぐためによく使う口座に変更したり、「あとからリボ」や「あとから分割」を利用する手もあります。

dカードの支払いだけでなく他にも借金がある方は、収支を見直す必要があるでしょう。それでもダメなときには債務整理を検討すべきです。借金問題に詳しい弁護士に相談し、自分に最適な債務整理方法をアドバイスしてもらってください。

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