大学生におすすめ借金解決方法を解説|目的別の返済のコツと親にバレない注意点とは

大学生におすすめ借金解決方法を解説|目的別の返済のコツと親にバレない注意点とは
大学生におすすめ借金解決方法を解説|目的別の返済のコツと親にバレない注意点とは
  • 「大学生の借金返済方法が知りたい」
  • 「親に借金がバレない方法はある?」

友達と遊ぶためや彼女へのプレゼント、自分の趣味のためなど大学生生活は意外にお金がかかるもの。「手軽に借りられるからつい…」と学生ローンやカードローンに手を出してしまい、返済に苦労しているという方も多いのではないでしょうか。こちらの記事では大学生におすすめの借金解決方法を中心に、借金の種類別返済のコツや注意点などを紹介。

また大学生の借金の現状や平均金額などを通して、返済できるかどうかの分岐点を解説していきます。借金を抱えている大学生の中には「借金のことはどうしても親にバレたくない」と考えている人もいるでしょう。親に借金のことを知られずに解決する方法を参考にしながら、なるべく効率的に借金問題を解決していきましょう。

目次

大学生におすすめの借金解決方法

こちらでは比較的自由な時間が多い大学生ならではの借金解決方法を紹介していきます。

アルバイトで収入を増やす

大学生の立場なら、親から生活費を仕送りしてもらっている方も多いのではないでしょうか。そのような最低限の生活は仕送りで賄えるという方は、アルバイトをすることで収入を増やし、借金返済にあてられるはずです。アルバイトで地道に稼げれば、その間は無駄なお金を使わずに済みます。

短期アルバイトで効率よく

大学生の最大のメリットである時間的余裕を上手に使って、短期アルバイトで効率よく稼ぐという方法があります。春休みや夏休みなど2カ月以上の長期休暇には、リゾート地のホテルや旅館などで住み込みでアルバイトをしてみては?住居費や食費がほとんどかからない場合が多く、1カ月通して働くと20万円以上のお金を稼げます。

またコンサートやスポーツイベントのイベントスタッフも大学生におすすめの短期アルバイトです。イベント会場の設営や運営を行う仕事で、休日の開催が多いのが特徴。長時間拘束されることもあり体力勝負の仕事ですが、日給で1~2万円ほどもらえることもあるので、がっつり稼ぎたい人におすすめです。

長期アルバイトでコツコツ稼ぐ

一カ月の収入はそれほど多くない代わりに、毎月コツコツと稼げる長期アルバイトは、借金の返済計画が立てやすいというメリットがあります。大学生のアルバイトなら飲食店や販売系のアルバイトがおすすめ。シフト制で働くので時間の調整がしやすく、大学の授業やテストとの両立がしやすいメリットがあります。

また接客業を通して将来社会へ出たときのコミュニケーションスキルも身につくので一石二鳥です。自宅や大学から近いバイト先を見つけられれば交通費もかからず、まかない付きの職場なら食費を浮かせることができます。

アフィリエイト・ネットビジネスをする

アフィリエイトやネットビジネスでお金を稼ぐという方法があります。アフィリエイトとは、インターネット上で何かしらの商品やサービスを紹介することで報酬を貰えるシステムのこと。最近はパソコンやスマホなどから誰でも気軽にお金を稼げる環境が整ってきています。

ただしネットビジネスには「副業詐欺」が多いのも現状。「誰でも」「簡単に」「大金を稼げます」といったうたい文句には要注意です。お金を稼ぐはずが、手数料やサイト作成料といった名目でお金をとられるという被害が多発しています。とくに借金を抱えた大学生は「早くなんとかしなきゃ」と焦りや不安な気持ちに付け込まれることがあるので十分に気を付けましょう。

休学してお金を稼ぐ

勉強との両立が難しい場合は、休学してお金を稼ぐという方法があります。休学できる期間は大学によって異なりますが、1年~2年が一般的。その間は全く授業がないので、一日中アルバイトをすることも可能です。借金の金額が多い方や短期集中で借金を返したいという方におすすめです。

ただし休学にも費用がかかる場合があるので注意しましょう。国公立は休学費用が無料ですが、私立なら数万円~数十万円かかることも。休学したのに思ったよりお金が稼げなかったということがないよう、休学前には学校側と十分にすり合わせすることが重要になります。

食費や交通費を節約する

知らないうちに借金の金額が膨らんでいたという方の多くは、無駄が多い生活をしている可能性が高いといえます。まずは毎日の生活にかかる費用を見直すことから始めてみてはいかがでしょうか。手っ取り早くできるのは毎日の食費です。コンビニや学食で購入していた昼食を自作の弁当にしたり、スーパーで食材を購入して自炊するだけでも節約になります。

また電車やバス通学をしている人は、可能なら自転車通学にしてみては?1日当たりの交通費は数百円程度かもしれませんが、それが1カ月、1年と続くと結構な金額になります。大学生ができる節約方法には他にも次のようなものがあります。

  • 水筒を家から持参して外で飲み物を買わない
  • 格安スマホに変更する
  • 飲み会を断る
  • 本を買わずに図書館を利用
  • パチンコなどのギャンブルはしない
  • スマホゲームに課金しない
  • 学割を上手に活用する

借金返済にまわせるお金を作るには、収入を増やすか支出を減らすしかありません。収入を上げるのと両輪で支出をおさえられれば、より効率的に借金を返済できるでしょう。

親からお金を借りる

金利の高い借金がなかなか減らないという場合は、親にお金を借りて全額返済するという方法があります。もしも借金を肩代わりしてもいいという親がいるのなら、頼ってみるのも一つの手段です。中にはどうしても親に借金のことを知られたくないという人もいるでしょうが、一返済できない程膨らんだ借金は原状を変えない限りは解決できません。

とはいえいくら親でも大学生の子どもが作った借金の返済義務はありません。「親だから出して当たり前だろう」という態度では、断られてしまう可能性も。まずは自分の作った借金に対して向き合い、なぜ返済できなくなってしまったか説明して、同じことを繰り返さないようにライフスタイルを変更しなければなりません。

弁護士に相談

親や周りの人に相談できず、自分自身での解決が難しい場合は、弁護士に相談するという手があります。借金の金額と毎月の収入を照らし合わせて、債務整理を行うべきか、現状のままで解決できそうかなどを判断してくれます。債務整理をする場合は、どの位借金を減らせるかについてや、どのような方法が合っているのかも教えてくれるはずです。

「弁護士事務所にいきなり行くのは…」という方は「法テラス」に相談してみては?法テラスは国が設立した法的トラブルの解決機関で、適切な相談窓口を教えてくれたり弁護士を紹介してくれます。

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債務整理を検討

どうしても借金の返済ができないという方は債務整理を検討してみてはいかがでしょうか。債務整理とは法的に認められた手続きによって、借金を減額したり免責できる制度のこと。学生ローンを利用した場合もキャッシングなどと同じ借金になるので、手続きを踏めば債務整理できます。

債務整理で手続きできれば、借金を返済可能な金額まで減額したり、返済期間を延長できます。また到底自力では返済できない程の多額の借金でも、裁判所を通して申立てすれば免責できることも。実際に借金を返済しやすくなるだけでなく、精神的な不安が解消されるというメリットもあります。

債務整理には「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3種類が主にありますが、こちらでは大学生でも手続きできる「任意整理」と「自己破産」について詳しく紹介していきます。

就活に債務整理のことが影響するのか不安な方は、こちらの記事を参考にしましょう。

「就活に債務整理は影響するのか?バレる可能性と入社後の影響とは」

任意整理で利息を減額

任意整理とは、借金の借主(債権者)と直接交渉することで、将来発生する利息を減額したり遅延損害金をカットする手続きです。借金がゼロになる訳ではありませんが、借金総額を減額できます。減額された借金は通常3年、最長で5年かけて返済していきます。大学生で借金の総額が奨学金を除いて100万円以下なら、まずは債務整理を検討すべきでしょう。

また任意整理は裁判所を通さない手続きのため、親に借金のことを内緒にしている方でも手続きしやすいのが特徴。弁護士に依頼できれば債権者からの連絡は全て弁護士に行くことになり、自宅や実家に通知が届くこともありません。ただしどの債務整理にも共通しますが、信用情報機関に事故情報として登録されるというデメリットはあります。

任意整理を家族や友達にバレずに手続きしたいという方は、こちらの記事を参考にしてください。

「任意整理をバレずに手続きしたい方必見!原因と対処法を知って賢く借金を減額」

自己破産で借金を免責

自己破産は裁判所に申し立て、借金の返済ができないことを認めてもらうことで借金を免責できる制度です。一定以上の財産を処分する必要があり、住宅や車を手放さなければならない可能性があるものの、財産を持っていないことが多い大学生なら自己破産しても失うものはそれほどないでしょう。

ただし自己破産手続き中は制限を受ける職業や資格があり、就職時期と重ならないよう注意が必要です。また自己破産により免責許可を受けると、以降7年は再び免責が受けられません。財産がない大学生では「同時廃止」という手続きで自己破産することが多く、費用も時間もそれほどかからないので、自己破産のデメリットよりもメリットの方がはるかに大きいといえます。

自己破産のデメリットについては、こちらの記事を参考にしましょう。

「自己破産のデメリットを状況別に解説!誤解や嘘を解決して最適な選択へ」

【借金の種類別】返済のコツ

こちらでは大学生に多い借金の種類別に返済のコツについて解説していきます。自分の借金に当てはまる方は参考にしましょう。

【奨学金】返済のコツ

奨学金の貸与を行っている日本学生支援機構の調査によると、昼間部の大学で47.5%、短期大学で55.2%の学生が奨学金を受給しています。約半数の学生が「奨学金」という借金を背負って勉強している訳ですが、奨学金の返還をなるべく早めに終わらせるコツがあるのをご存知ですか?

参考:平成30年度学生生活調査結果|日本学生支援機構

繰り上げ返済を有効活用

繰り上げ返済を有効活用すると、奨学金を早期に返還できます。繰り上げ返済とは毎月の決められた返済とは別にスポット的にまとまった金額を返済することで、通常の借金でも有効な返済方法です。もちろん奨学金でも繰り上げ返済は可能で、奨学金の繰り上げ返済では銀行などと異なり手数料もかかりません。

とくに奨学金は大学を卒業するまで返済の義務がなく、利息が付きません。そこで大学在学中にアルバイトなどでお金を貯めておき、卒業時にまとめて奨学金を繰り上げ返済することで、奨学金の元本を効率的に減らせます。繰り上げ返済の金額が多ければ多いほど、卒業後の返済額が少なくなるので返済期間も大幅に短縮可能です。

返還期限猶予・減額返還制度を利用

奨学金以外の借金がある場合は、日本学生支援機構が行っている奨学金の「返還期限猶予制度」や「減額返還制度」を利用してはいかがでしょうか?それぞれの特徴は次の通りです。

返還期限猶予制度
災害や傷病、失業など経済的に返還が困難な事情が発生したときに利用できる制度。一定期間の返還を延期できるが元本や利子が免除される訳ではない。
減額返還制度
上記のような理由で、減額すれば全額返還可能な人を対象に返還月額を減額する制度。1回の申し出につき12カ月の適用が可能。

ただしこれらの制度は奨学金を受けた本人が事前に申請しなければ受けることができません。申請しないままに返還が滞ると、日本学生支援機構から督促の通知が届き、それも放置していると延滞情報がブラックリストに掲載されて法的措置をとられるなど、通常の借金延滞と同じような経過をたどります。

【学生起業】返済のコツ

最近ではネットビジネスや学生向けサービスを始め、大学在学中に起業する学生が増えてきました。会社を起業するにはもちろんお金が必要です。しかし思うように利益を上げられないと、起業のための借金返済に困ることも大いに考えられます。下で紹介するような方法で起業資金を集められれば、返済の必要が無くなるかもしれません。

クラウドファンディングを利用

クラウドファンディングを利用できると、返済義務のない資金を集められるでしょう。クラウドファンディングとはクラウド(群衆=Crowd)とファンディング(資金調達=Funding)を組み合わせた造語で、ネット上で不特定多数の人から資金を募ることができる仕組みのこと。それぞれの出資額は少額でも、多くの人から資金を集められれば、まとまった金額を得ることができます。

利用するには、プロジェクトの内容や目標からクラウドファンディングを行っているサイトを選び、プロジェクトの審査後に募集をかけます。プロジェクトが終了したら運営者に支払う手数料が差し引かれて自分の口座にお金が入金されます。借り入れの様に金利がかからず返済しなくてもいいのが大きなメリットです。

ただクラウドファンディングは目標額を設定する必要があります。目標額が達成できなかった場合はプロジェクトが終了となり、お金は支援者に返金されてしまいます。プロジェクト終了までにSNS等で活動内容を紹介したり、経過報告などの手間がかかるのもデメリットです。

ベンチャーキャピタルに出資を受ける

学生起業のための資金を得るには、ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家と呼ばれるところから出資を受けるという方法があります。ベンチャーキャピタルとは未上場の新興企業に対して投資を行う投資会社のことで、将来的な上場において高いリターンを狙った出資という名の投資を行っています。

エンジェル投資家は起業間もないベンチャー企業に投資をする投資家のこと。学生起業家に出資をしているベンチャーキャピタルやエンジェル投資家も多く、金利の負担や返済の義務がないのがメリットです。ただし経営権の一部を譲渡する必要があるため、当初の事業からの方向転換が難しくなる可能性も。

また学生起業家をターゲットにした投資詐欺にも注意が必要です。SNSでアプローチしてくる業者の中には、「マネジメント料」などという名目でお金を取り、実際に投資は行わずに連絡が取れなくなるなどの詐欺業者がいます。本当に信頼してもいい相手なのかどうか見極めるのが難しく、詐欺被害にあう可能性があるので十分に注意しましょう。

補助金や助成金を活用

国や地方自治体、公的機関が行っている補助金・助成金制度を活用して資金を集めるという方法があります。銀行からの融資とは異なり、補助金や助成金制度には返済義務がありません。ただしこれらの制度を利用するには一定の条件があり、手続きに手間や時間がかかることも。補助金には予算が決まっているため、年度の予算を達成すると申請しても受給されない可能性があります。

学生起業家でも利用できる補助金や助成金には次のような種類があります。

これらの補助金・助成金は、申請してから実際に資金を受け取るまで半年から1年以上かかることも。また申請しても援助を受けられない可能性があるため、他の資金調達方法も検討しながら計画することをおすすめします。

【カードローン】返済のコツ

カード一枚あれば気軽にキャッシングができるカードローンは、大学生の利用者も多くいます。ただ気軽に借りられる一方で、無計画に借りてしまうと毎月の返済が厳しくなったり、返済できずに滞納してしまうことも。次のような返済のコツを参考に、カードローンで作った借金を完済できるように努力しましょう。

毎月の返済額を増やす

毎月の返済額を増やすと、カードローンの借金が返済しやすくなります。カードローンで一番多いのが「残高スライド方式」という、借入残高が減ると最低返済額も減らせる返済方法です。当初の通りに約定返済すると返済期間が長くなり、負担する利息も増えます。そこで毎月の返済額を増やしたり、繰り上げ返済することで元本を効率的に減らし、最終的な総額を抑えるのが効果的です。

毎月の返済額の増額と追加返済を組み合わせることで返済のペースをさらに早められるので、結果的に支払う利息をカットできます。毎月のアルバイトをもう少し頑張ったり、臨時収入が入ったときに優先的に追加返済するなどして、借入残高を効率的に減らしていきましょう。

おまとめローンで一本化

複数のカードローンの借金がある方は、おまとめローンで借金を一本化することをおすすめします。おまとめローンとは複数ある借金を完済し、借金を一本化することを目的としたローンのことで、返済計画が立て易くなったり、月々の返済額が減らせるメリットがあります。とくに毎月の返済がいくつもあって忘れがちという人にはおすすめの方法です。

大学生でも利用できるおまとめローンがありますが、次のような条件が付く場合があります。

  • 20歳以上である
  • アルバイトなど定期の収入がある

おまとめローンはすでに借金がある状態で申し込むローンのため、通常の借り入れよりも審査の基準は厳しくなります。また消費者金融のカードローンの借金をまとめる場合、借金の総額が年収の1/3を超えてしまうと「総量規制」に引っかかり、そもそも審査の対象から外れてしまいます。

借金の種類別の返済のコツはこちらの記事を参考にしましょう。

「【種類別・ケース別】借金を返済するコツは?返済が厳しい場合の解決法も解説!」

返せなくなる前に…大学生の借金で気を付けること

大学生でも20歳以上であれば学生ローンをはじめ、一般の消費者金融や銀行のカードローンの申し込みができます。とくに消費者金融ならアルバイトで安定した収入があれば審査が通りやすいところも多いのが現状です。しかし十分に金銭感覚が身に付いていないにもかかわらず、お金を借りて使い込んでしまうと借金地獄に陥る恐れが。

「お金を手に入れて大学生活をエンジョイするはずが、逆に借金に追われて楽しめなくなった」などということにならないよう、これから紹介することに気を付けましょう。

借金の有無と平均金額について

まずは大学生の借金の有無や借金の平均金額について、「あおぞらネット銀行」が行ったアンケートをもとに紹介していきます。アンケートによると奨学金を含む借金の有無は、大学4年生の時点で34.8%の人に借金があると回答しています。

借金があると回答した人に借金の総額を聞いた質問では、次のような結果が出ました。

借金総額 1万円未満 1万円~
3万円未満
3万円~
5万円未満
5万円~
10万円未満
10万円~
30万円未満
30万円~
50万円未満
50万円~
100万円未満
100万円~
300万円未満
300万円~
500万円未満
500万円~
割合(大学4年生時点) 1.1% 2.9% 2.9% 7.5% 6.9% 8.0% 6.9% 42.0% 13.8% 8.0%

参考:大学4年生・社会人1年生1000人の懐事情第2弾マネーに関する調査2020「収入・支出・投資・借金」|あおぞらネット銀行

上の表から見ると、大学4年生の借金の平均額は1,979,000円となっています。内訳としては66.7%の学生の借り入れ先が日本学生支援機構や自治体からの奨学金です。

30万円以上の借金があるとヤバい理由

大学生の借金では、奨学金を除いて30万円以上の借金があると自力での返済が難しくなるので注意しましょう。2010年に導入された「総量規制」に引っかかってしまうためです。総量規制とは消費者金融からの借り過ぎによる経済的破綻を抑制するために定められ、年収の1/3以上の借り入れは消費者金融からできないという制度です。

一般的に年収の1/3を超える借金は自力での返済が難しくなるボーダーラインとなっていて、大学生のアルバイト収入と仕送りを含めた金額の平均が8.4万円です。これを年収換算すると100.8万円になり、1/3ラインは33.6万円となります。本人の年収にもよりますが、大学生の平均から見ると33.6万円以上の借金を抱えている人は「ヤバい状況」の可能性が高いでしょう。

もしも自分の借金が年収の1/3を超えるようなら、すぐにでも対策を取る必要があります。また年収の1/3未満でも返済が厳しいと感じる場合は危険なサインです。まずは生活スタイルを見直したり、借金の根本原因の解決を図るなどして、これ以上借金を増やさない努力をしましょう。

総量規制の対象外の落とし穴

上で紹介した通り消費者金融からの借り入れやカードローンには「総量規制」があり、年収の1/3までしか借りられなくなっています。しかしクレジットカードのショッピングや銀行のカードローンは総量規制の対象外となるため、その落とし穴にハマってしまい借金が増える恐れがあります。

とくに成人した大学生だと、親の承諾なしにクレジットカードが作れたり、銀行のカードローンを利用できるようになります。遊ぶお金が欲しいからや最新の洋服を着たいからという理由で、無計画に使っているとあっと言う間に自力で返済できる額を越えてしまいます。

学生ローンも借金の一種

学生が借りられる借金に「学生ローン」がありますが、学生ローンも借金の一種だということを忘れずに利用しましょう。学生ローンとは大学生や短大生、専門学校生や予備校生が利用できるローンのことで、次のような特徴があります。

  • 免許証・保険証などの本人確認書類以外に学生証が必要
  • 20歳以上の学生が利用できる
  • 借入限度額は最大でも50万円まで

成人した大学生なら他の消費者金融よりも借り入れしやすく、保証人を付けなくてもスピーディーに借りられるのが大きなメリットです。最近ではSNSやインターネットでの集客がメインとなっていて、審査も緩いため利用している学生も多いのではないでしょうか。

しかし学生ローンの金利は年利15~18%と高金利で、手軽に借りたのはいいものの毎月の返済ができないという事態に陥りがちです。学生ローンは他の借金と同じなので、返済日を1日でも過ぎると年利20%前後の遅延損害金が発生し、それでも返済できないと一括請求されてしまいます。ここで何も対応しないと強制執行によりバイトの給料などが差し押さえられることも。

給料の差し押さえの流れや期間については、こちらの記事を参考にしましょう。

「給料差し押さえは無視できる?差し押さえまでの流れや期間、回避方法について解説!」

延滞するとブラックリストに載る

学生ローンなどの借金を2~3カ月滞納したり、公共料金や携帯料金を3カ月以上支払わないでいると、いわゆる「ブラックリスト」に載った状態になります。実際にブラックリストがある訳でないのですが、信用情報機関が扱っている個人のクレジットやローンの契約および申し込みに関する「信用情報」に、返済の延滞という「事故情報」が登録されることを指します。

一度ブラックリストに載ると完済してから5年間は記録が残り続け、この期間はお金を借りるための様々な審査に通らなくなります。具体的には次のような審査に落ちることになります。

  • クレジットカードの新規作成
  • キャッシング
  • カードローン
  • 商品の分割払い
  • 住宅ローン
  • 自動車ローン

学生のうちなら上のような契約をすることが少ないでしょうが、社会人になって一人暮らしを始めたり、結婚したりすると不便を感じるようになることも。またスマホの買い替えなどで、本体を分割払いにしたくても「割賦契約」ができないため新品を持てない可能性が出てきます。大学生で借金を延滞している状況なら、社会人になる前に何らかの根本的な解決方法をとるべきでしょう。

延滞や債務整理で載るブラックリストについては、こちらの記事を参考にしてください。

「債務整理するとブラックリストにのる?気になる『ブラックリスト』についてすべてお答えします!」

大学生の借金返済に関する注意点

大学生の借金を返済する場合の注意点がいくつかあります。

扶養に入っている場合は稼ぎ過ぎに注意

親の扶養に入っている場合は、バイトの稼ぎ過ぎに注意が必要です。収入がバイトのみの大学生の方は、親の扶養に入っていることがほとんどではないでしょうか。借金を早く返済したいからとバイトに入る時間を増やしてがむしゃらに稼ぎ過ぎると、扶養から外れなければならない収入の壁が出現します。

収入の壁は103万円・106万円・130万円にあり、それぞれ次のようなことが発生します。

103万円以上
所得税が発生する
106万円以上
社会保険の加入義務
130万円以上
国民年金・国民健康保険の加入義務

大学生のあなたが1年間で103万円以上のお金を稼いでしまうと、所得税が課税され手取りが減ります。106万円以上を稼ぐと自分が働いているアルバイト先で保険料を支払って社会保険に加入しなければなりません。また130万円を超えてしまうと自分で国民年金と国民健康保険に加入しなければならない義務が発生します。

親の扶養に入っている大学生の場合は、稼ぎすぎによって損をする可能性も。さらに扶養している親の側でも新たに手続きが必要になる場合があります。結果的に見てどちらがプラスになるのか、しっかり計算してから稼ぐようにしましょう。

借金で借金を返済するのはNG

毎月の借金返済に焦るあまり、借金で借金を返済しようとするのは絶対に止めましょう。借金を返済にあてる行為は「自転車操業」と呼ばれ、借金の総額が膨れ上がって破綻する大きな原因に。一時的に返済できない恐怖から逃れられたと思っていても、次の返済日が来る頃には借りた金額に利息がプラスされた返済が待っています。

とくに大学生の場合は毎月の収入にも限りがある人がほとんど。状況の悪化に適切に対処できない場合も多いので、どんなに返済が難しくなっても借金で返済するのはNGです。

休学する場合はデメリットも考える

借金返済のために大学を休学する場合は、休学によるデメリットも考えて実行に移しましょう。上で説明した通り、大学を休学するには国公立大学では無料ですが、私立大学の場合最低でも3万円から多いところでは50万円前後かかる場合があります。休学するにしろ目的をはっきり持たないとダラダラと時間を無駄にする可能性も。

また休学には次のようなデメリットがあることを覚えておきましょう。

  • 社会人になるタイミングが遅れる
  • 何もしないと就職活動に不利に働く可能性がある
  • 復学後大学に友達がいなくて寂しい

休学しただけで就職活動に不利になることはほとんどありませんが、「休学中に何をしたか」「休学で何を得られたか」などアピールできる材料がないと納得させることはできません。安易に休学すると結果的に自分の首を絞めることになりかねないため、休学のデメリットをしっかり考え、目標達成のためのスケジュールを必ず実行するという強い意思を持ちましょう。

借金を親にバレずに解決する方法はある?

親に内緒で借金をしている人の多くが「なるべく親にバレずに解決したい」と思っているはずです。こちらでは借金を親にバレずに解決する方法があるのかについて解説していきます。

100%親にバレない方法はない

結論からいうと、100%親にバレずに解決する方法はありません。というのも家族や親に借金のことがバレてしまう原因は様々で、そのすべてのリスクをゼロにすることはできないからです。とはえいそれぞれのケースでバレるリスクの大小は異なります。自分にとってバレるリスクは何が大きく、どのように回避するべきかが分かると、親に借金がバレるリスクが減らせるでしょう。

未成年の借金・債務整理は親の同意が必要

いくら大学生でも未成年が親に内緒で業者からお金を借りたり、債務整理をすることは不可能です。というのも未成年がお金を借りる契約や弁護士に依頼する契約には親の同意が必要だと、民法に定められているからです。

第五条 未成年者が法律行為をするには、その法定代理人の同意を得なければならない。

参照:民法|e-GOV法令検索

上で示されている法律行為には、契約の締結や裁判の訴訟などが挙げられます。多くの場合親が法定代理人になっているため、親の承諾なしには消費者金融からお金を借りたり、債務整理のために弁護士に手続きを依頼することはできません。

なるべくバレずに解決する方法

20歳以上の大学生なら親の承諾なしに借金をできますが、借金を親にバレずに解決するには申し込みから完済まで様々なシーンにリスクが存在します。こちらではそれぞれにバレる原因と解決方法について詳しく解説していきます。

郵便物なしの借り入れを選択

消費者金融が扱っているローンの中には契約書や利用明細書などの郵便物がない借り入れがあり、そのような借り入れを選べば郵便物から家族にバレる可能性を減らせます。消費者金融をはじめとする金融機関からお金を借りると、契約書類や毎月の利用明細書など、様々な郵便物が自宅に届くことになります。

そこでWEBのみでの申し込みや利用明細書を電子交付サービスで設定できる「WEB完結型ローン」を利用できれば、自宅に届く郵便物がなくなります。またローンカードについても、カードレスでキャッシングできる借り入れや、銀行のキャッシュカードにローンカードの機能が入っているものを選べば、ローンカードが送られてきて親にバレる心配がありません。

電話以外で在籍確認してもらう

アルバイト先や勤務先に借金のことがバレたくない場合は、電話以外で在籍確認ができる借り入れを利用してみては?ローン借入時には、申込書で申告した勤務先に本当に申込者が在籍しているのか確認する目的で、金融機関から在籍確認の電話があります。これはローン審査の一環で行われるもので「〇〇と申しますが□□さんはいらっしゃいますか?」という電話がアルバイト先にあります。

基本は金融機関の担当者が個人名を名乗って電話をかけてくるため、借金をしているとバレることはほとんどありませんが、普段自分あての電話がほとんどかかってこない場合や、やっぱりバレるか心配という方は、審査時に在籍確認の電話連絡がない借り入れを選んだ方がいいでしょう。

カードレスにする

財布の中にローンカードが入っていて親や友達にバレる可能性があります。そこでカードレスで借り入れできるローンを選んだり、見た目ではローンカードと分からないようなデザインを採用しているローンを選ぶのが有効です。100%バレない訳ではありませんが、社名や消費者金融と一目でわかるようなロゴが入っていないローンカードだと、カードからバレる可能性が低くなります。

銀行系のローンでは、キャッシュカードにローンカードの機能を付けて使うタイプの商品もあります。そのようなカードローンを選べば財布の中を見られてもキャッシュカードにしか見えず、ローンカードが郵送されることでバレる心配もないでしょう。

自分名義の口座を作る

自分名義の銀行口座を作るのも、家族に借金のことをバレない秘訣です。とくに家族と共有の口座を使っていたり、親が通帳を管理しているケースでは、借り入れの振り込みや返済の自動引き落としといった記録が通帳記帳からバレてしまいます。なるべくなら自分名義の口座を新しく作成し、その口座でのみやり取りするようにしましょう。

もし自分名義の口座を準備できない場合は、カードレスにせずローンカードを発行してもらい、カードで借り入れや返済を行うとバレるリスクを減らせます。

借金を滞納しない

親にバレずに借金問題を解決するには、借金を滞納しないのが一番です。その理由として、借金を滞納すると携帯電話に「いつ返済できるのか」という連絡が入ったり、連絡を無視したままでいると自宅に督促状が届いてバレる可能性があるからです。たとえ郵便物なしの借り入れを選択したり、カードレスの手続きをしても電話や郵便物で督促されることは回避できません。

つまり借金について絶対にバレたくないときは、返済を滞納をしないように注意するのが基本的かつ有効な対処法といえます。

まとめ

大学生でも利用できる学生ローンやカードローンで作ってしまった借金は、アルバイトやネットビジネスで収入を増やしたり、食費・交通費を節約したりして効率的に元本を減らすのが効果的。奨学金の返済では在学中に繰り上げ返済をするのがおすすめで、起業のための借金はベンチャーキャピタルやクラウドファンディングを利用すると利息なしで返済いらずの資金を手に入れられます。

カードローンや学生ローンは年利が高めなので毎月の返済額を増やしたり追加返済で元本を減らすのが有効です。返済が滞った場合はブラックリストに載ることになり5年間は分割払いやローン利用できなくなります。大学生の借金は総量規制で考えると30万円がボーダーライン。30万円以上ある自力返済が不可能な借金は債務整理を検討するべきでしょう。

借金を親に内緒にしたい場合は、郵便物やローンカードがない借り入れを利用してみては?ただどうしても親にバレずに解決したい場合は、弁護士に相談するのが一番です。まだ自力返済が可能か債務整理が必要か適切な判断をしてくれます。債務整理をする場合も。債権者との交渉を任せられたり、裁判所手続きをあなたの代理で行ってくれます。

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