- 「風俗通いでできた借金がある…」
- 「借金返済のために風俗で働くのはあり?」
風俗通いがやめられずに借金を重ねてしまった男性や、借金返済のために風俗で働こうか考えている女性はいませんか?こちらの記事ではそのような方のために、それぞれのリスクややめられない理由、解決方法などを詳しく解説していきます。
さらに、借金問題を法的に解決できる債務整理についても紹介。債務整理の種類や特徴、減免割合や適した人などを知って、自分にはどの債務整理方法が最適か理解を深めましょう。
【風俗通いの借金がある男性】
風俗通いがやめられず、消費者金融などから借金してまで通い続けている人はいませんか?収入の範囲内で返済できているうちはいいのですが、収入以上に借金をしてしまうと大変なことに。こちらでは風俗通いが原因の借金がある方向けに、借金を返済できないとどうなるかや解決方法について解説していきます。
借金返済できないとどうなる?
まずは借金を返済できなくなるとどうなってしまうのかについて、解説していきます。
風俗に行けなくなる
借金返済が滞るようになると、他から借金できても返済に充てざるを得なくなり、風俗に行くためのお金をねん出できません。風俗通いがストレス発散や寂しさを解消するためという人がいるかもしれませんが、思うような頻度で通うことができなくなることは覚悟すべきでしょう。
遅延損害金が発生
返済期日の翌日から、遅延損害金が加算されます。遅延損害金とは、約束した期日までに借金を返済できなかったことに対する損害賠償金のようなもので、貸金業者からの借金では、年利18~20%という高い金利が加算されます。
遅延損害金が発生すると、通常の金利にプラスして返済しなければならないため、より多くの金額を返済しなければいけないことに。返済ができないからと何も手立てを打たずに先延ばししていると、次の計算式で算出される遅延損害金の支払い義務が発生することを覚えておきましょう。
督促や一括請求が行われる
借金の返済期日から1週間帆と経過すると、債権者から催促の電話がかかってきます。最初のうちは滞納状況の共有や入金予定日の確認といった事務連絡に近い内容です。しかし最初の電話で伝えた入金日まで返済できないと、今度は「○○日までに返済してください」という電話が入り、次第に電話の頻度が高くなります。
それでも返済できないと「督促状」が自宅に届くように。督促状とは借金の返済を求める最後通告のような書類です。督促状には借金の一括返済を求める内容や、これ以上滞納し続けていると法的措置を取る旨などが記載されています。
督促状が届くようになると、最悪の事態になるのは時間の問題です。早急に何らかの手立てを打つべきでしょう。
給与や預貯金が差し押さえられる
督促状を無視していると、債権者は裁判所に借金返済を求める訴訟を起こし、今度は裁判所から「訴状」や「支払督促」が届くようになります。裁判所からの通告も無視し続けていると、給与や銀行口座に入っている預貯金を差し押さえられることに。
裁判所も無視するとどうなるかについては、こちらの記事を参考にしてください。
「借金放置して裁判所も無視するとどうなる?放置後に起こることを知り、適切な解決方法を選択しよう」
家族や勤務先にバレる可能性
財産を差し押さえられる段階になると、家族や勤務先に借金を延滞していたことがバレる可能性が高いでしょう。というのも給与を差し押さえるために、裁判所から勤務先へ「債権差押命令」という書類が届きます。給与の差し押さえや借金滞納が原因で会社をクビになるということはないものの、お金を扱う担当から外されるなどの影響は避けられません。
また銀行口座を差し押さえられてしまうと、光熱費や家賃の引き落とし等ができなくなり、家族に知られる可能性が高まるでしょう。結婚している方は、借金の理由がバレて離婚問題に発展する可能性があります。
ブラックリストに登録される
借金を滞納していると、ブラックリストに登録されることによる様々なリスクが生じます。いわゆるブラックリストとは、信用情報機関にある個人の信用情報に「事故情報」として登録されることで、その情報は金融業者の間で共有されます。基本的に期日よりも3カ月以上遅れた場合に遅延情報として登録されますが、場合によっては1~2カ月の延滞を繰り返した場合も登録される可能性があります。
ブラックリストに登録されると、次のようなことができなくなります。
- クレジットカードを新たに作れない
- 今まで使えていたカードは更新のタイミングで使えなくなる
- ローンが組めない
- 携帯電話の分割払いができない
- 保証人になれない
- 賃貸物件を借りられない可能性がある
延滞による事故情報は、延滞が解消(完済)されてから5年ほどたたないと削除されません。
ブラックリストの消し方やいつ消えるかについては、こちらの記事を参考にしてください。
「ブラックリストはいつ消える?消し方は?個人信用情報をきれいにする方法」
風俗通いをやめる方法
借金してまで風俗通いを繰り返していると、遅くないタイミングで破綻することは目に見えています。そうならないために、まずは借金の原因となっている風俗通いをストップすることを考えましょう。前提として風俗通いをやめない限り、借金は減っていきません。
毎週のように通っているという方は、月に1~2回程度までに減らすことから始め、徐々に風俗通いゼロを目指しましょう。
借金してまで風俗に通うのは無意味だと知る
風俗通いをやめるためには、借金してまで風俗に通うのは無意味だと知ることです。そもそも借金してまで風俗嬢に入れあげても、相手はお客としか思っていません。お金を落としてくれる客だからこそ、愛想良くしているに過ぎないことを理解しましょう。
お気に入りの子と会うためにかかる指名料や、何度も通うのに数万円が飛ぶこともあるでしょう。プレゼント代や同伴時の食事代もバカになりません。しかしそこまでしてお金をかけても、プライベートで付き合える可能性はゼロに近いです。借金してまで、自分の時間を削ってまで風俗通いをすることは、本当に無意味だということに早く気が付きましょう。
風俗以外の楽しみ・ストレス発散法を見つける
風俗以外の楽しみやストレス発散法を見つけるのも、風俗通いをやめる方法です。借金してまで風俗通いをする男性の特徴に、それ以外に楽しみやストレス発散する方法がないということがあげられます。従って、借金するほど風俗にのめりこんでいる方の依存を断ち切るには、他に依存できるものをいくつも見つけること。
ストレス発散のために風俗通いをしていた方は、筋トレやランニング、登山など身体を動かす趣味を見つけてみてはいかがでしょうか。他にもキャンプや旅、読書やサウナなど、風俗に通うよりもはるかにお金がかからない趣味がたくさんあります。
風俗以外何も興味が持てないという方は、まずは目に付いたことから何かしら実際にやってみることをおすすめします。実際にやってみることで、思っていたよりも面白く、充実感や達成感を味わえる趣味に出会える可能性が高いからです。
趣味の合う仲間を見つける
仕事の人間関係以外に、趣味が合う仲間を見つけることもポイントです。借金してまで風俗通いを続ける男性の中には、仕事以外で付き合える友人がいないケースが多いため。その孤独を紛らわすために風俗通いをしてしまうという理由があります。
大人になってから友人を見つけるのは難しいため、趣味サークルや教室、クラブに通うのも一つの手です。こうした集まりでは共通の趣味を持つ人が集まるため、初対面でも会話のきっかけが生まれやすく、互いの趣味を騙ることで交流を深められるため。運動系の趣味サークルや交流が盛んなクラブなら、ストレス発散と仲間づくりの両方が可能です。
現実的な恋愛相手を見つける
淋しさや孤独から風俗嬢を好きになり、風俗通いがやめられない方は、現実的な恋愛相手を見つけることで風俗から距離を置くことができます。上で説明したように、風俗嬢は本気であなたのことを好きになることはありません。しょせんは金づるです。付き合えると期待するだけ無駄だと知りましょう。
しかし現実で恋人ができれば、淋しさや孤独感が解消され、性欲も満たされるはず。どうやって恋人を見つけたらいいか分からないという場合は趣味のサークルやクラブ活動で、女性と話すことから始めてみましょう。
財布に大金やカードを入れない
財布の中に大金やクレジットカードを入れて持ち歩かないのも、現実的に風俗に行くことができなくなる良い方法。財布の中に必要以上の現金が入っていると、つい風俗に行きたくなる気持ちになることがあるでしょう。またクレジットカードがあると、現金がなくてもつい風俗に行ったり余計な買い物をしたくなります。
しかし財布に入れるのは〇円までと制限をかけることで、風俗通いをストップできたり、余計な使い込みを予防できます。
カウンセリングを受ける
上のような対策をしてもなお、風俗に行きたい衝動が抑えられないという方は、カウンセリングを受けたり、依存症治療を行っている医療機関にかかることを検討しましょう。性依存症などの依存症になっている可能性があるからです。
カウンセラーは様々な悩みを解決してくれる専門家として、風俗通いがやめられない原因を探り、それを解消するための解決方法を提示してくれます。また恋人や妻がいるのに風俗通いがやめられない、風俗のために仕事を休んでしまうという方は、性依存症の可能性も。
依存症が進んでしまうと、衝動を抑えられずに性犯罪を犯してしまう危険があります。そうなる前に依存症治療を行っている医療機関に相談しましょう。最近では性依存症を扱うクリニックや病院が増えています。
風俗でできた借金を解決する方法
上記のような方法で風俗通いがやめられても思うように借金が減らないという方は、次のような借金解決方法を試してみましょう。
収支を把握する
自分がいくら使って借金がいくら残っているか把握できていない方は、身の丈に合った生活を送るためにも、まずはこれまでに何にどれほどの金額を使ってきたか確認が必要です。今までいくら風俗に使ってきたが分かると、気持ちが冷静になり、本格的に風俗から距離を置くきっかけに。
さらに自分の収入状況と毎月かかる支出を可視化できれば、借金返済に充てられる金額が分かります。固定費の節約や支出の圧縮などを実行し、繰り上げ返済などで借金返済のスピードを速めることも可能です。
借金問題について相談する
自分一人だけでは借金問題をどうしたらいいか分からないという方は、無料で借金について相談できる機関に相談してみましょう。借金返済の方法や債務整理について、専門的なアドバイスがもらえるでしょう。具体的には次のような相談機関があります。
- 市役所などの法律相談
- 日本司法支援センター(法テラス)
- 日本弁護士連合会の「法律相談センター」
- 日本司法書士連合会の「司法書士総合相談センター」
- 日本貸金業協会の「貸金業相談・紛争解決センター」
- 日本クレジットカウンセリング協会の「多重債務ほっとライン」
- 全国銀行協会の「全国銀行協会相談室」
- 金融庁の「多重債務についての相談窓口」
- 国民生活センター・消費生活センター
窓口によって受付時間が異なり、相談時間が決まっていたり予約が必要な場合があります。事前にホームページなどで確認したうえで相談するようにしましょう。
借金相談の窓口に関して詳しくは、こちらの記事を参考にしましょう。
「借金相談は市役所でできる?相談の方法やメリット・デメリット、その他の相談窓口一覧」
公的支援制度を利用する
借金返済が大変で生活費が足りないという方は、公的な貸付制度や支援制度を利用してみてはいかがでしょうか。借金返済のための資金を借りることができませんが、返済のために生活が苦しくなった場合は支援を受けられる可能性があります。
さまざまな支援制度やお金がないときの対処法については、こちらの記事を参考にしてください。
「お金がない…助けて!原因やNGを知って公的救済制度・状況別対処法で乗り切ろう」
弁護士に相談する
借金返済がどうしてもできないときは、なるべく早いタイミングで弁護士に相談することをおすすめします。弁護士は法律のプロであると同時に、借金問題解決のプロでもあります。借金の金額や種類、相談者の状況に応じて最適な解決方法を提案してくれます。
最近では弁護士事務所のホームページ等で、借金をいくら減額できるかという「減額診断シミュレーション」を無料で受けることが可能。そのようなサービスを提供している弁護士事務所は、もれなく借金問題に強い事務所です。気軽に弁護士に相談できるツールとして利用してみてはいかがでしょうか。
借金減額診断シミュレーターは怪しいのでは?と心配な方は、こちらの記事を参考にしましょう。
「借金減額診断シミュレーターは怪しい?診断の仕組みやデメリット、注意点を解説」
【風俗で借金返済を考えている女性】
買い物や浪費で借金を重ね、「もう風俗で働いて返済するしかないかな…」と思っている女性はちょっと待ってください。風俗で借金を返済しようとすると少なくないリスクが生じます。風俗で働く前に、こちらで紹介する解決方法をぜひ試してみましょう。
風俗で借金返済するリスク
風俗は楽して大金を稼げるというイメージがありますが、果たして本当なのでしょうか。こちらでは風俗で借金返済するリスクについて解説していきます。
若いうちにしか稼げない
風俗は基本的に若いうちの方が稼げる仕事です。職業寿命が短く、一生を通して働くのは不可能だということを覚えておきましょう。借金を完済出来たらやめる、○○万円貯めたらやめるという目標がある方はいいのですが、ただ若いから稼げるという理由から風俗で働くことを選ぶのはおすすめできません。
若いうちは稼げるものの、年を重ねるにつれ思うような収入が得られなくなります。「このまま続けていたらどうなるのだろう」という不安を抱えながらも、金銭感覚がおかしくなってしまうと、風俗から昼間の仕事にシフトするのも困難に。
返済できるほど稼ぐのは簡単でない
借金を返済できるほど風俗で稼ぐのは簡単なことではありません。風俗の給与体系は基本的に歩合制です。客単価も高く一日で数万円、月給にすると100万円稼ぐ人もいます。しかし歩合制ということは、裏を返せば客が付かなければ収入はゼロです。
実際に指名を受けるレベルになるには、かなりの容姿や話術、男心をくすぐるスキルが求められます。そのようなアドバンテージがないと、よりハードな内容の風俗に行かざるを得ません。どこの世界であっても稼ぐ人は相当の努力をしています。風俗なら楽に稼げそうと思っている方は、今すぐにでもあきらめた方がいいでしょう。
性感染症にかかるリスク
風俗で働くことのデメリットに、性感染症にかかるリスクがあります。一般的な風俗は、不特定多数の男性を相手に性器や口を使った性的サービスを行う訳で、そうした粘膜の接触から性感染症にかかるリスクは避けられません。店舗型の風俗では定期的に性病検査をすることで安全面をアピールしていますが、それでも性感染症にかかる可能性はゼロではありません。
発症までの期間が長いHIVや子宮頸がんの原因になるHPVウイルスへの感染、命にかかわる可能性のある梅毒などにかかってしまうリスクがあるでしょう。性的な行為がエスカレートするほど、性感染症にかかる可能性が高まります。今は大丈夫でも風俗を辞めた後も性感染症にかかる心配が付きまとい、身体への影響だけでなく心への負担も避けられません。風俗で働くということは、このようなリスクがあることを十分に認識しましょう。
精神的負担が大きい
風俗で働くということは、精神的負担もまた大きくなります。風俗は究極の接客業といわれる通り、お客さんに対して細やかな心遣いや接客術が必要で、「また会いたい」と思わせなければなりません。お客さんごとに接し方を変える必要があり、毎日仕事をするとなるとそのストレスは半端なものではありません。
またお客さんが来ない間は「待機所」というところでひたすら待たなければなりません。他の風俗嬢と一緒に待つということで、女性同士ならではの付き合いの難しさや人間関係のトラブルが付きまといます。陰湿ないじめを受けてお店を辞めるという人も少なくありません。
彼氏や将来の夫に知られる可能性
今付き合っている彼氏に風俗で働いていることを内緒にしている方は、そのことを彼氏に知られる心配が付きまといます。借金が原因で風俗で働いている女性の多くは、家族や彼氏、友だちに内緒にしているケースがほとんど。お客さんに彼氏の知り合いがいたりして、何かのきっかけで風俗で働いていることがバレるリスクがあります。
今付き合っている人がいない人でも、風俗を辞めた後に結婚しようと思った相手に、過去に風俗をしていたことをバレてしまう可能性があります。中には風俗で働いていたことを気にしないという男性もいるでしょうが、きちんとした相手であればある程、マイナスな感情を抱かれるでしょう。将来的に女性としての幸せを手にしたいと考えているなら、借金のために風俗で働くことはやめた方がいいでしょう。
風俗からなかなか抜けられない
一度風俗で働くと、なかなかそこから抜けられなくなるというリスクがあります。とくに元々借金返済が目的で風俗で働くことを選んだ女性の場合、不特定多数の男性相手に性的サービスを行うことがかなりのストレスとなります。仕事として割り切っている人はいいのですが、そうでないと高額な買い物やホストクラブ通いでストレスを発散させようとするでしょう。
たまになら問題ないものの、仕事が終わるたびに浪費やホスト通いを繰り返していては、なかなか借金を返済することができません。また一度上げた生活水準を元に戻すことは困難です。そもそもは借金返済のために始めた風俗ですが、気が付けば浪費やホスト通いをするために働いているということになりかねません。
借金を風俗で返す前に…おすすめの解決方法
風俗で働いて借金を返そうかなと考えている方は、その前に次のような方法を試してみてください。
公的支援制度を利用
借金を風俗で返済しようと思っている女性の中には、給料の前借り(パンス制度)に魅力を感じている人もいます。しかし少し視野を広げれば、その代わりとなる公的支援制度があることを見つけられます。例えばお住いの自治体の社会福祉協議会が窓口になっている「生活福祉資金貸付制度」では、生活再建や債務整理に必要な費用を無利子または年利1.5%という低金利で借りられます。
また職業訓練を受けながら生活資金を借りられる「求職者支援資金融資制度」などもあります。こちらはお住いの地域のハローワークが窓口で、職業訓練を受講している期間中は毎月5万円からの融資が受けられます。このような制度を利用できれば、風俗のパンス制度を利用する必要がなくなるでしょう。
金利の低い借金への借り換え
借金の借入先が1社だけなら、より金利の低い借金へ借り換えるのも有効です。例えば消費者金融で年利18%の借金をしている方なら、年利15%ほどの銀行のカードローンに借り換えることで、支払う利息を減額できます。ただし借り換えによって毎月の返済額が減少した場合は、トータルの支払金額が増える可能性も。
トータルでの支払金額と金利のバランスを見ながら、損をしないところから借りるようにしましょう。
複数の借金は一本化
借金の借入先が2社以上ある方は、おまとめローンを利用して借金を一本化するという方法があります。一本化できれば、それぞれに支払っていた利息は1社分となります。またそれぞれにバラバラだった返済日も一括にできて返済の手間が省けます。
おまとめローンの効果を最大限に発揮するためにはなるべく金利が低い金融機関を選び、現状と同額もしくはそれ以上の返済を継続することがポイントです。
借金の一本化や審査に通らないときの対処法については、こちらの記事を参考にしましょう。
「借金返済の一本化ができる銀行は?審査に通らないときの対処法も解説」
風俗以外の副業を見つける
風俗以外の副業を見つけるのも、借金問題を解決するための方法です。仮に借り換えやおまとめローンで負担を減らしても、収入を増やせない限りは生活の立て直しが難しくなってしまうため。借金返済のために風俗で働こうと考えている人の多くは、それ以外の選択肢がないと思いがちですが、実は探せば風俗以外の副業はたくさんあります。
風俗に比べたらはるかに低リスクの副業も多いので、どのような種類の仕事があるか探してみることをおすすめします。夜間に女性でも働けるアルバイトには、次のような仕事があります。
- 警備
- 工場
- 清掃
- コンビニ
- 漫画喫茶
- カラオケ
- ファミレス
また在宅でできる仕事として、パソコンを使った在宅ワークなどもおすすめ。風俗以外で一番稼げる在宅ワークにパソコン越しに男性とやり取りするチャットレディやテレフォンレディという仕事もあります。このような仕事の中から、自分に合った副業を探してみてはいかがでしょうか。
借金を短期で返す方法に関しては、こちらの記事を参考にしましょう。
「借金を短期で返す方法とは?種類別・金額別の返済方法や5つのポイントを紹介」
男女とも風俗に関する借金には債務整理がおすすめ
男性も女性も今のままでは借金返済が難しいと感じたら、弁護士に相談して債務整理を検討しましょう。債務整理は国が認めた借金を減額したり免除できる手続きです。債務整理の情報は事故情報として登録されるため、一定期間ローンを組めないなどのデメリットがありますが、すでに長期間滞納している事実がある場合は、再整理をした方が早くブラックリストから回復できる場合も。
債務整理の方法や種類、減免割合は以下の通りです。
任意整理
任意整理は借金の元金はそのままですが、利子や遅延損害金を免除してもらえる手続き。残った借金は手続き後、3年~5年で完済を目指します。裁判所を通さずに債権者と直接交渉することで減額を認めてもらう手続きで、交渉する債権者を選べるのが特徴。
大幅な減額は難しいものの、利息がなくなることでスムーズ完済を目指せます。また手続きにかかる弁護士費用が1債権社当たり5万円~と、比較的安いのもメリット。裁判所を通さずに手続きできるということで、他の方法と比べて周囲にバレにくいのも任意整理ならではのメリットといえます。任意整理に向いているのは、次のような人です。
- 借金総額が1千万円以下
- 安定した収入がある
- 3回以上は返済している
- 保証人に迷惑をかけたくない
- 周囲に内緒で手続きしたい
- 時間やお金をかけずに手続きしたい
無職でも任意整理できるか知りたい方は、こちらの記事を参考にしましょう。
「無職でも任意整理は可能?任意整理できないと言われた時の対処法を紹介」
個人再生
個人再生は、裁判所を通して借金を大幅に減額できる手続きです。減額された借金は、任意整理同様3~5年かけて返済していきます。借金総額ごとの最低弁済額の一覧は、以下の通りです。
借金総額 | 最低返済額 |
---|---|
100万円未満 | 減額されないため変動なし |
100万円以上500万円以下 | 100万円 |
500万円を超えて1,500万円以下 | 総額の5分の1 |
1,500万円を超えて3,000万円以下 | 300万円 |
3,000万円を超えて5,000万円以下 | 総額の10分の1 |
また個人再生にはマイホームを維持したまま手続きできる「マイホーム特則」があり、借金原因が何であろうと不問です。また自己破産のように財産を処分されたり、資格・職業が制限されないのもメリット。一方で裁判所を介する手続きのため、周囲に知られるリスクがあります。
個人再生に向いているのは、次のような人です。
- 一定以上の継続的な収入がある
- 借金総額が100万円以上、5,000万円以下
- ローン返済中のマイホームを残したい
- 債権者の過半数以上の反対がない
- 特定の資格が必要な仕事をしている
個人再生のメリット・デメリットについては、こちらの記事を参考にしてください。
「個人再生のメリット・デメリットを徹底分析!注意点・利用条件・他の債務整理との違いは?」
自己破産
自己破産は、借金返済が不能だということが裁判所に認められれば、以後の返済義務が免除(免責)となる手続き。借金がすべてゼロになるという大きなメリットがありながらも、一定以上の高価な財産は処分しなければならず、手続き期間中は特定の仕事に就くことができないというデメリットがあります。
また自己破産には免責が認められない「免責不許可事由」があり、風俗通いや浪費(ホスト通い)が原因の借金は免責が認められない可能性があります。しかし弁護士に手続きを依頼し、二度と同じことを繰り返さないという反省の態度が認められれば、裁判所の判断により「裁量免責」となる場合も。
自己破産は次のような人に向いています。
- 減額しても完済の見込みがない
- 謝金総額が5,000万円以上ある
- 財産を手放しても借金が残る
- 生活保護を受給している
- 継続的な収入がない
- 免責不許可事由に当たらない
手続き期間は最短でも6カ月ほどかかり、免責が認められた後も5年~10年は事故情報として登録されます。
自己破産のデメリットについて詳しくは、こちらの記事を参考にしましょう。
「自己破産のデメリットを状況別に解説!誤解や嘘を解決して最適な選択へ」
弁護士に依頼すると周囲にバレにくい
裁判所に申し立てる個人再生や自己破産は、家に届く書類や裁判所への出廷などから周囲にバレる可能性があります。しかし弁護士に依頼することで、そのリスクを減らすことができます。事前に家族に知られたくないと伝えておけば、さまざまなアドバイスや配慮をしてもらえる場合が。
また複雑な書類作成や裁判所とのやり取りを代行してもらえる、債権者からの督促をストップできるなどのメリットがあり、債務整理が成功しやすいです。「風俗のことや借金がバレるのでは?」と心配な方は、一度謝金問題に詳しい弁護士にご相談ください。
就活に債務整理が影響するのかや、バレる危険性については、こちらの記事を参考にしましょう。
「就活に債務整理は影響するのか?バレる可能性と入社後の影響とは」
まとめ
風俗通いで借金してしまった男性は、借金が返済できないことのリスクを知り、なるべく早めに風俗に通うことをやめましょう。風俗通いをやめるには、他に打ち込める趣味を見つけて人間関係を広げるのがベスト。また必要以上にお金を持たず、性依存症が疑われる場合は、カウンセリングや専門の医療機関を受診しましょう。
借金返済のために風俗で働こうか考えている女性は、性感染症にかかる身体的リスクや精神的リスク、若いうちしか稼げないというリスクを知りましょう。一度ハマるとなかなか抜け出すことができない一方で、彼氏や将来の夫に知られる恐れがあるということも忘れずに。
借金問題を解決するには、収支を見直し借金を整理しながら、収入アップを目指すのが近道。生活費に困ったときには公的支援制度を利用しましょう。それでも借金が減らずに困っている方は、債務整理を検討してみては?弁護士に相談すると、最も適した方法を提案してくれます。