借金まみれで人生どうなる?【状況別】起こるリスクと逆転する方法を知り、人生を立て直そう

借金まみれで人生どうなる?【状況別】起こるリスクと逆転する方法を知り、人生を立て直そう
借金まみれで人生どうなる?【状況別】起こるリスクと逆転する方法を知り、人生を立て直そう
  • 「借金まみれで自分の人生終わった…」
  • 「借金まみれでも人生を逆転させる方法はある?」

借金まみれで借金返済のために生きているような人や、返済もままならないという方はいませんか?その状態を放置していると、遅くないタイミングで破綻します。そこでこちらの記事では、年齢別・状況別に借金まみれになると人生に起こるリスクを詳しく紹介。

さらに借金まみれの人生から逆転するための方法や、再び借金まみれにならないために気を付けることについても解説していきます。「もう夜逃げするしか…」「自分の命と引き換えに借金をチャラにしたい」と思い詰めている方も、きっと逆転する方法はあります。まずは悲観的になりすぎず、自分のできることから始めてみましょう。

 

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【年齢別・状況別】借金まみれになると起こるリスク

借金まみれの状況は、すべての人にとって人生を左右する一大事です。そこでこちらでは年齢別や状況別に、借金まみれになることで起こる人生上のリスクについて詳しく解説していきます。

全ての年代・状況で起こること

借金をするきっかけは人それぞれ。生活費が足りなくなりやむを得ず消費者金融からお金を借りてしまった方、事業の失敗で融資を焦げ付かせてしまった方、またギャンブルや浪費、買い物がやめられず借金を重ねてしまった方もいるでしょう。

しかしどのようなきっかけで借金することになったにせよ、借金まみれともいえる状況になると、次のようなことが起きるのは必至です。

  • 利息の負担が重くなる
  • 利息よりも金利が高い遅延損害金が加算される
  • 借金で借金を返済する自転車操業状態になる
  • 延滞情報が信用情報機関に事故情報として登録される(ブラックリスト)
  • 保証人や連帯保証人に迷惑がかかる

ついに借金返済を滞納し始めると、遅くないタイミングで次のようなことが起こります。

  • 電話による金融機関からの督促が始まる
  • 自宅に督促状が届く
  • 内容証明郵便で借金の残債を一括で返済するように請求される
  • それでも返済しないと裁判を起こされる
  • 裁判所から「訴状」や「催告状」「口頭弁論呼出状」などの通知が届く
  • 裁判の判決で支払い命令が出ると強制執行により財産が差し押さえられる

裁判所から財産を差し押さえられてしまうと、給与や預貯金などが借金返済にあてられます。自宅や車を手放さざるを得ない状況になり、家族にも多大な影響を及ぼします。強制執行されないまでも、借金を滞納し続けることで、社会的信用が失われて健全な社会生活を送るのが困難になる場合も。

借金まみれの人生には、絶えず上記のような問題が付きまとうため、なるべく早めに借金生活から抜け出す努力や行動が必要です。

裁判所から訴状が届いた後の対処法や借金解決方法については、こちらの記事を参考にしましょう。

「裁判所から訴状が届いた…どうすればいい?適切な対処法&借金解決方法とは」

【年代別】借金まみれの人生で起こること

では年代別に見ると、借金まみれの人生で起こることに違いがあるのでしょうか。

20代

20代は他の年代に比べると収入が低い時期である一方、大学時代に借りた奨学金の返済がスタートする時期でもあります。そのため、一旦借金まみれになってしまうと完済が難しくなるという特徴があります。また仕事が安定していない人もいるため、早期に家計が破綻してしまう可能性も。

20代で借金まみれになってしまうと、次のような影響が考えられます。

  • 趣味や交際費にお金をかけられない
  • 自分自身の成長のための投資ができない
  • 普通の生活が送れなくなる
  • 結婚がしにくくなる

20代の借金はこの先の長い人生を考え、なるべく早期に抜本的な手を打つ必要があるでしょう。

奨学金400万円を返済するまでの期間および減額方法については、こちらの記事を参考にしてください。

「奨学金400万円は返済するまで何年かかる?奨学金を延滞した時の流れや対処法、減額方法について調査」

30代

30代は結婚や出産などにより、ライフスタイルの変化が著しい年代です。車や住宅の購入など、高額な買い物が増える時期でもあります。30代で借金まみれになってしまうと、次のような影響が出ると考えられます。

  • 将来の見通しが立たず結婚を考えられない
  • 結婚できても結婚式や新婚旅行にお金をかけられない
  • 結婚している場合は夫婦仲が悪くなる
  • 別居や離婚の可能性
  • 生活に余裕がなく子どもを持つことを考えられない

30代の借金も、今後の人生に大きな影響を及ぼします。早めに人生設計を立て直し、借金問題の解決を最優先にしましょう。

夫に借金があることが分かったという方や妻の自分に返済義務があるか知りたい方は、こちらの記事を参考にしましょう。

「夫に借金が発覚、妻に支払い義務は?配偶者の借金に返済義務があるケースと対処法」

40代

40代になると、家庭を持ちマイホームの購入を検討したり、すでにマイホームを購入したという人が増えてきます。また子どもがある程度大きくなり、教育費や学費など大きな出費が重なる時期でもあります。自身の健康状態に不安を覚え始めるのも40代からが多く、親の入院、介護問題が表面化しやすいという特徴も。

この時期に借金まみれになってしまうと、次のような影響が出てしまうでしょう。

  • 住宅ローン審査に通らずマイホームを購入できない
  • 借金返済のためにマイホームを手放すことになる
  • 子どもの教育費にお金をかけられない
  • 家族や親族までも巻き込んでしまう
  • 離婚の可能性がある

教育費や冠婚葬祭費、親の介護費用などは節約が難しい出費です。このような出費が多い分、わずか数万円の借金返済のためのお金が捻出できないという事態も。40代の破綻は、自分だけでなく家族や親族にも大きな影響を及ぼしてしまうでしょう。

50代

50代になると、ある程度の年収を確保でき、子育てやマイホームのローン返済も終盤を迎えているケースがあります。一方で、晩婚化の影響により子どもにかかる教育費のピークを迎えているという人もいるでしょう。50代で借金まみれに陥ると、次のようなリスクが生じます。

  • マイホームを手放さなければならない
  • 仕事を失い収入がなくなる
  • 家庭がギクシャクする

とくに、40代以降の比較的遅い時期から住宅ローンの返済を始めた人は要注意。正社員の職を失ったり、降格になったりすると住宅ローンを支払えなくなり、マイホームを手放さざるを得なくなります。

50代は、比較的年収が高く安定している人が多い時期でもあります。生活環境を整えたり、収入がある人が選択できる債務整理を検討したりして、老後の準備にいち早く取り掛かりましょう。

60代以降

60代以降は定年を迎える時期のため、一気に収入が年金だけという人が増えてきます。定年後安定した収入を得られないと、60代以降でも借金せざるを得なくなります。また新たに仕事をしたくても、60代以降の再就職はハードルが高くなるのもこの年代ならでは。

  • 住宅ローン返済が続いていると、自宅を手放すことになる
  • 老後資金が貯められない
  • 健康問題で一気に借金が増える

計画的に貯金をしていかないと、定年後の60代も借金せざるを得なくなります。老後資金への影響も大きいため、早めに家計を見直すなどの対策を施しましょう。

【状況別】借金まみれの人生で起こること

こちらでは、状況別に借金まみれの人生で起こることを解説していきます。

低収入・無職

低収入や無職の人は、数万円の借金でも返済できなくなるリスクが高く、すぐに行き詰まる可能性があるでしょう。利息の返済ですら追い付かず、雪だるま式に借金額が増えていきます。結果として、返済のために借金を重ね、多重債務者になる人も。

またこのような人は家計にゆとりがないため、何かトラブルが起きたり、急にまとまったお金が必要になった場合でも、すぐに家計が破綻してしまうでしょう。低収入や無職は、借金問題を悪化させる大きな原因です。元々収入が低く、足りない生活費を補うために借金をしているという方は、特に注意が必要になります。

投資・起業の失敗

投資や企業の失敗から、借金まみれになるというケースも見られます。最近ではFXや仮想通貨、不動産投資などで失敗し、債務整理を行う人も増えているという統計が。本来投資には正しい知識が不可欠ですが、知識がないままに「何となく儲かりそうだから」と気軽な気持ちで始めてしまうと、多額の借金を抱える原因に。

また脱サラや起業に失敗した場合は、収入の手段を失うので一層深刻です。近年の新型コロナをはじめとする、予測できない影響を受けることも考えられるため、失敗するリスクや数千万円という多額の借金を抱えるリスクがあることを覚えておきましょう。

事業失敗による借金の解決方法や返済義務の有無については、こちらの記事を参考にしてください。

「事業失敗による借金|返済義務の有無を知り、最適な借金解消の手段&解決方法を取ろう」

いくら借金まみれでも…これはNG

いくら借金まみれでも、次のようなことは絶対にやってはいけません。

返済のために借金を繰り返す

借金返済のために別のところから借金をする、いわゆる「自転車操業状態」は、すでに借金まみれや借金地獄と呼べる状態。当初はしのげても、翌月には新たな借入先にも借金を返済しなければなりません。初めのうちは消費者金融などから借金できますが、「総量規制」の上限に達するとお金を貸してもらえなくなります。

総量規制とは貸金業法で定められている、貸金業者からお金を借りられる総額の上限のこと。基本的に年収の1/3を超える借り入れはできないことになっています。借金で借金を返すという自転車操業を行っていると、遅くないタイミングで総量規制に引っかかり、貸金業者からお金が借りられなくなります。

闇金から借りる

貸金業者からお金が借りられないからといって、闇金に手を出すのは絶対にやめましょう。闇金は「ブラックでもOK」「無担保・無保証OK」「即日融資」などの広告を出しているため、他でお金を借りられなくなった人は、つい利用したくなります。

しかし一度でも闇金から借金してしまうと、違法な高金利が付き、暴力や暴言を伴う取り立てが行われます。申し込み時に家族や親族の情報を提供していると、そちらにも嫌がらせや取り立てが行きます。そもそも闇金は法律の外で金貸しをしている業者です。気軽に手を出してしまうと、いずれ生活が破綻することは目に見えています。

もしすでに闇金からお金を借りてしまったという方は、すぐに次のような機関に相談してください。

  • 警察
  • 弁護士
  • 法テラス
  • 消費生活センター
  • 日本弁護士連合会
  • 日本司法書士会連合会
  • 貸金業相談・紛争解決センター
  • 日本クレジット・カウンセリング協会

闇金の借金を借り逃げ出来るかや、闇金被害の対処法に関してはこちらの記事を参考にしましょう。

「闇金の借金を借り逃げするとどうなる?取り立てと闇金被害への対処法とは」

夜逃げ

闇金から借金をしてどうにもならなくなった、自転車操業で借金返済ができない、という場合でも夜逃げはNGです。夜逃げをしても、借金問題を解決することができません。住民票を異動すると債権者に居場所を知られてしまいます。とはいえ住民票を異動しないと行政サービスが受けられず、健康保険証を持てなかったり、子どもの転校、転職などが難しくなります。

中には借金の消滅時効を狙って夜逃げを考える人がいますが、夜逃げをしても消滅時効を成立させるのは非常に困難。債権者からの裁判申し立てで時効のカウントをストップでき、債権者は債務者の居場所が分からなくても「公示送達」という方法で裁判を起こすことができるため。

裁判を起こされると時効のカウントはストップし、時効期間は10年に延長します。現実的に消滅時効の成立まで逃げ切ることは不可能だと覚えておきましょう。

自殺を考える

令和元年の警察庁の統計によると、年間の自殺者20,381件のうち、多重債務を原因とする自殺の件数は679件です。その他の負債610件や借金の取り立て苦54件などと合計すると、少なくない人数が借金を苦にして自殺をしていることが分かります。

しかし借金を苦にして自殺を考えるのは、もってのほか。全く自分のためにならないのは当然のこと、残された家族や関係者にやり場のない深い悲しみを与えるだけ。そもそも債務者が自殺しても、借金はなくなりません。借金は妻や子供、両親や兄弟などの親族が相続することになるからです。

これでは本来借金とは無関係だったはずの相続人が、借金を返済しなければなりません。プラスの財産もマイナスの財産も相続しない「財産放棄」という方法がありますが、住宅などの不動産も相続放棄しなければならず、残された家族への影響は深刻です。

また連帯保証人がいる借金の場合、債務者本人が亡くなったら、その返済義務は保証人に移ります。また自ら命を絶ったことが明らかになると、保険の規約上、死亡保険が受け取れなくなります。

参考:年齢階級別、原因別、動機別自殺者数|警察庁

借金まみれの人生から逆転する方法

借金まみれの人生を逆転させるには、いくつかの方法があります。これから紹介する方法を、順に実践していきましょう。

借金の状況を把握

借金まみれの状態から抜け出すには、まずは借金の状況を把握しましょう。というのも、自分の借金の状態が返済可能な範囲なのかを知らなければ、有効な対策が取れないため。返済可能な状態と返済不可能な状態とでは、対応策が変わってきます。具体的には、次のような情報を集めて一覧にしてきましょう。

  • 借入先情報
  • 借入日
  • 借入金額
  • 利用期間
  • 金利
  • 毎月の返済期間
  • 完済予定日
  • 返済総額

支払方法・返済額の見直し

借金の状況を書き出し、完済ができそうだと思ったら、支払方法や返済額の見直しを検討しましょう。主に次のようなポイントを見直すと、借金総額・返済期間を圧縮できます。

  • リボ払いを止める
  • 分割払いの回数を減らす
  • 分割払いを一括払い・ボーナス払いに変更
  • 毎月の返済額の増額
  • 繰り上げ返済する

これらのことを実践するだけで、完済が現実的になります。とはいえ無理をして返済額を増やしても、それが負担になり生活が苦しくなったり精神的なストレスの原因に。必ず家計に無理のない範囲で実践するようにしましょう。

支出を抑える

借金完済を目指すためには、支出を抑えることが有効です。まずは一カ月間で、次のような費用にいくら支出しているか家計簿をつけて把握しましょう。

  • 家賃
  • 光熱費
  • 通信費
  • 食費
  • 交際費
  • 住居費
  • 自動車維持費
  • 保険料
  • 医療費
  • 交通費
  • 被服費
  • 遊興費
  • 雑費

とくに節約が可能なのは、保険料や通信費、住居費や自動車維持費などの固定費です。無駄遣いをやめたうえで固定費を見直し、支出を抑えることで、借金返済にあてられるお金が増えます。

収入を上げる

支出を抑えるのと同時に、収入を上げる努力をしましょう。これまでの生活を改善する上でも、収入を増やす努力をすることは有効です。主に次のような手段で収入を上げることができます。

  • 転職する
  • 資格を取得する
  • 副業する
  • 投資を学ぶ

本業がある方は、本業に影響が出ない範囲で副業や投資を検討しましょう。とはいえ最近では副業に対するハードルがどんどん下がっています。いち早く借金まみれの生活から抜け出すには、新たな一歩を踏み出してみましょう。

公的支援制度の利用

今月の生活費が足りない、かといってもう借金をできる当てがないという方は、公的支援制度を利用することをおすすめします。また現在無職だったり仕事ができない状況が続いている方も、自分や家族の将来のために利用を検討してみては?公的支援制度には次のような種類があり、制度の概要や問い合わせ先は以下の通りです。

公的支援制度 制度の概要 問い合わせ先
生活福祉資金貸付制度 経済的に困窮している世帯に対し、緊急小口資金や総合支援資金などの融資が受けられる制度

目的に応じて貸付限度額や条件、据置期間や利子の有無が異なる

社会福祉協議会
障害年金 病気やケガにより生活および仕事が制限された場合に受け取れる年金

「障害基礎年金」と「障害厚生年金」の二種類があり、障害の程度や年齢、配偶者の有無などによって年金額が決定

年金事務所
失業保険 失業中の生活費を心配せずに、新しい仕事を探し再就職を目指すための手当

雇用保険の被保険者であった期間や離職の理由などにより、給付が受けられる期間が決定

失業保険受給中は職業相談や職業訓練などが受けられる

ハローワーク
労災保険 業務上の事由または通勤時の傷病、障害、死亡した場合に本人や家族に対して行う保険給付

短期間のパートやアルバイトを含めたすべての労働者が対象

労働基準監督署
生活保護 世帯単位で、その世帯全員が持つ資産や能力をみても、最低限度の生活を維持することが難しいと判断された場合に受給可能

保護の範囲は生活・住宅・教育・医療・生業など

住んでいる地域や世帯の人数、家族の年齢や子どもの有無などによって異なる

福祉事務所

さらに出産を控えている方や子育て中の方で、借金返済に困っている場合は、次のような公的支援制度や助成制度があります。自分が対象になっていないか確認してみましょう。

  • 妊婦健康診査費用助成金制度
  • 出産手当金
  • 出産育児一時金
  • 育児休業給付金
  • 児童手当
  • 児童扶養手当
  • 乳幼児・こども医療費助成制度

シングルマザーが借金から抜け出す方法や支援制度については、こちらの記事を参考にしてください。

「母子家庭で借金苦しい。シングルマザーが借金から抜け出す方法や支援制度を紹介」

債務整理で借金を減免

借金まみれで返済がままならず、借金の状況や自身の経済状況を見て完済が難しいという場合には、債務整理で借金を減免するという方法が有効です。債務整理とは借金返済が困難になったときに、弁護士などの専門家の力を借りて借金の一部を減額したり全額を免除できる方法。国が認めた借金問題解決方法で、任意整理・個人再生・自己破産の3種類があります。

任意整理

任意整理とは、裁判所を通さずに債権者と直接交渉することで、借金の利息や遅延損害金を減額できる手続き。残った元金は、3年から5年かけて完済を目指します。借金の総額が比較的少なく、安定した収入がある人に向いています。その他、任意整理のメリットやデメリットはこちらです。

メリット デメリット
  • 財産を守れる
  • 家族や職場に知られるリスクが少ない
  • 手続きが比較的簡単で費用がかからない
  • 保証人が付いた借金を除外できる
  • 貸金業者と和解できない可能性がある
  • 借金の大幅減額はできない(元金が残る)
  • 信用情報機関に事故情報として登録される

任意整理しても意味がないケースとその他の対処法については、こちらの記事を参考にしてください。

「任意整理をしても意味がない?効果が得られない7つのケースとその他の対処法とは」

個人再生

個人再生は裁判所に申し立て、借金の総額を大幅に減額できる手続きです。減額割合は借金の総額に応じて次のように変わってきます。

借金総額 減額割合
100万円未満 全額返済
100万円~500万円未満 100万円まで減額
500万円~1500万円未満 1/5まで減額
1500万円~3000万円未満 300万円まで減額
3000万円~5000万円未満 1/10まで減額

残った借金は任意整理と同様、3年~5年かけて返済していきますが、任意整理では解決できないほどの多額の借金を抱えている方でも解決可能。ただし返済が続くということで、一定以上の安定した収入が利用条件となります。その他個人再生のメリットとデメリットはこちらです。

メリット デメリット
  • マイホームを残しておける
  • 借金を1/5~1/10まで大幅減額できる
  • 借金の理由を問われない
  • 手続きが複雑で費用がかかる
  • 保証人に影響がある
  • 信用情報機関に事故情報として登録される
  • 官報に掲載される

個人再生の特徴や利用条件、他の債務整理との違いについて知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

「個人再生のメリット・デメリットを徹底分析!注意点・利用条件・他の債務整理との違いは?」

自己破産

自己破産とは、裁判所に破産の申し立てを行い、一定の条件を満たすと認められれば、借金の返済義務をすべて免除(免責)できる手続き。債務整理としては最も強力な方法で、任意整理で効果が得られない人や、収入がなくて個人再生できない人でも利用可能。

ただし一定以上の財産は処分する必要があり、次のような借金理由や言動があったときには「免責不許可事由」として、基本的に免責が認められません。

  • ギャンブルや浪費が原因の借金
  • 財産隠しとみなされる行為があった
  • 一部の債務者のみに返済していた
  • 借金について裁判所や破産管財人に対して嘘をついた
  • クレジットカードで購入した物を現金化するなどの禁止行為があった

さらに、税金や年金・健康保険料、養育費や不法行為による賠償金の支払い義務などは、自己破産しても免責の対象とはなりません。

自己破産ができない原因と対処法については、こちらの記事を参考にしましょう。

「自己破産できないと言われた!その具体的原因と対処法・解決方法とは」

借金問題に強い弁護士に相談

借金まみれの人生から逆転するには、借金問題に強い弁護士に相談するのがおすすめ。借金の種類に応じた最適な解決方法が分かり、債務整理をする場合もすべて任せられます。債務整理をすべきかの判断は素人では難しく、債権者との交渉や裁判所での手続きは、専門家の助けなしで成功することは難しいでしょう。

弁護士に債務整理を依頼すると、債権者に「受任通知」が送られ、そのタイミングですべての督促や取り立てがストップできます。また借金返済も、債務整理の手続きが終わるまでは必要ありません。何より、債務整理の実績が豊富な弁護士に依頼することで、どの方法を選んだ場合も満足できる結果になることでしょう。

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費用が気になるときは「法テラス」を検討

債務整理を弁護士に依頼するときに気がかりなのが弁護士費用です。借金まみれで弁護士に支払うお金を工面できないという方は、「法テラス(日本司法支援センター)」を利用してみては?法テラスとは、国が設立した法律トラブル解決機関で、法テラスを利用すれば次のようなサポートが受けられます。

  • 無料法律相談(法律相談援助)
  • 弁護士費用の立て替え(代理援助)
  • 司法書士費用の立て替え(書類作成援助)

ただし法テラスを利用できるのは、独自に定めた収入と資産の基準を満たしている人のみ。単独世帯の場合は手取り月収が182,000円以下、2人世帯で251,000円以下となっています。また資産に関しては、1人世帯で180万円以下、2人世帯で250万円以下というのが条件です。これは住んでいる地域や相談内容によって変わってくるため、詳しくは法テラスにお問い合わせください。

法テラスの審査基準や、審査に落ちたときの対処法は、こちらの記事を参考にしましょう。

「法テラスの審査は落ちることもある!審査基準や落ちた時の対処法を解説」

借金解決後に気を付けること

借金問題が解決した後は、次のようなことに気を付けて、借金まみれの生活に逆戻りしないようにしましょう。

自分に改善すべき点がないか考える

借金まみれの生活に逆戻りしないためには、自分自身に改善すべき問題がないか考えましょう。一般的に借金まみれになりやすい人は、次のような特徴に当てはまると考えられます。

  • だらしない性格
  • 家計の管理が苦手
  • ギャンブル・酒・異性などの依存症がある
  • 買い物などの浪費が好き
  • 借金癖がある
  • 相談相手がいない
  • 優柔不断な性格
  • プライドが高い
  • 負けず嫌い

このような項目に当てはまる人は、二度と借金まみれにならないよう、自分の性格や生活習慣などに向き合う必要があるでしょう。依存症など自分一人の力では克服するのが難しい場合は、専門の医療機関を受診したりカウンセリングを利用することをおすすめします。

また逆に、次のような人はたとえ借金があっても、その問題から立ち直ることができるでしょう。

  • 意志が強い
  • 行動力がある
  • 時間を無駄に過ごさない
  • 自分を律することができる
  • 計画的に行動できる
  • 周囲に借金のことを相談できる

借金の目的を明確に

どこかからお金を借りたいと思ったら、まずは借金の目的を明確にしてください。借金の使い道によっては、より金利の低いローンを利用できる可能性があるため。それとは逆に特に借金の目的がなく「他の借金を返済するため」や「足りない生活費を補うため」という場合は、すでに生活が破綻している可能性があります。

一時的な問題の先延ばしに過ぎず、債務整理などを視野に入れながら、より根本的な解決を目指すべきでしょう。

返済計画を立ててから借りる

借金を完済ずるために重要なのは、返済計画をきっちり立ててから借りるということ。無理なく返済できる範囲で借りていれば借金まみれになることはなく、たとえ返済が苦しい場合でもどうにか乗り越えられる可能性が高いからです。

ろくに返済計画を立てず「借りられるのなら借りておこう」という安易な考えでは、計画的に返済することはできません。無料の返済シミュレーションなどを利用しながら、自分の収入や今の生活を維持するためには、いくらまでなら無理なく返済できるのかチェックしましょう。

返済に困ったらすぐに相談・見直しを

借金返済が難しいときや、返済が滞りそうなときは、なるべく早めに借りている金融機関に相談してください。返済できない理由を正直に話し、返済しようとする誠意を見せられれば、場合によっては返済計画の見直しや返済負担を軽減してもらえる可能性があります。

借金問題を解決するには、「より早い段階で」動くのがポイントです。債権者の心証を悪くすることなく、遅延によるリスクを最小限にできます。返済に困ったからといって、絶対に別のところから借金をしたり、闇金からはお金を借りないようにしましょう。

「つもり貯金」をする

借金まみれの人生から逆転し、お金が貯まる習慣を身に着けるなら「つもり貯金」をするのがおすすめです。つもり貯金とは、欲しいものを買ったつもりで貯金したり、毎日コンビニで買うお菓子やジュースを買ったつもりで貯金するという方法。

本来出ていくはずのお金を貯金するということで、実践しやすいのが魅力です。少額から始めれば心理的にも取り組みやすいのではないでしょうか。さらに「その買い物は本当に必要か」を考える時間ができ、お金が入ってきてから使う癖をつけるという意味においても有効な方法です。

すぐに引き出せないところに入金

すぐに現金として手にできないところに入金したり、貯金する方法もおすすめです。使い勝手が良いところにお金預けていると、使いたいときにすぐ使えてしまい、お金が貯まりにくいため。給料が入ったら、生活や支払いに必要なお金、小遣い、交際費、突然の出費に備えるお金などを差し引いて、次のようなところに入金するといいでしょう。

  • 普段使わない金融機関の定期預金(貯金)
  • 個人向け国債を購入
  • ネット銀行の定期預金
  • 給料天引きで財形貯蓄

定期預金や財形貯蓄は手続きに手間や時間がかかるので、その途中で面倒になりお金をおろすのを諦める可能性があります。また「本当に必要なお金なのか?」「工夫して乗り越えることができないか?」について考えるきっかけになるという点でも有効です。

まとめ

借金まみれになると、若くても年齢が高くても辛い人生になることは間違いありません。借金した本人はもちろん、周囲の家族や親族にも深刻な影響を及ぼします。かといって、借金で借金を返済したり闇金に手を出したり、夜逃げや自殺を考えるのは間違った選択です。

まずは借金の詳細を明確にし、完済できるとシミュレーションできたら、支出を抑えて収入をアップさせるようにしましょう。支払方法・支払金額の見直しや、公的支援制度の活用も有効です。完済が難しい場合は、弁護士などの専門家の力を借りながら、最も適した債務整理方法を選び借金を減免してもらってください。

二度と借金まみれの人生に戻らないためには、自分の性格やお金の使い方を振り返り、改善できるところは治しましょう。借金するときにはその目的を明確にし、返済計画を立ててから必要最小限のお金を借りるようにしましょう。貯金方法を工夫し、返済できなくなったらすぐに相談するのもおすすめです。

参考:Life and Mind+
参考:コミュニケーション 能力認定協会

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