借金のために借金するのはNG!自力返済のポイントと返済不能に陥ったときの対処法とは?

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  • 「借金返済のために借金を繰り返してしまう…」
  • 「借金を借金で返すのはどうしてダメなの?」

借金返済が苦しくなって、他から借金して返してしまおうかとお考えの方はいませんか?その考えは大変危険です。借金がなかなか減らないということだけでなく、様々な理由があるからです。こちらの記事では、借金のための借金が危険といわれる理由や、自力で返済するためのポイントを解説。

さらにすでに返済不能に陥った方のためには、借金問題を根本から解決する方法を紹介していきます。借金問題を解決するには、早め早めの対策が必要です。こちらの記事を参考にして、あなたの借金問題を早期にしかも着実に解決していきましょう。

 

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借金のための借金は危険!な8の理由

では借金のための借金とはどのようなもので、どうして危険といわれるのでしょうか。

借金のための借金とは

借金のための借金とは、借金返済のために別の金融機関から借り入れる借金のこと。「そんなの多くの人がやっているのでは?」と思われるかもしれませんが、借金のための借金を繰り返す行為は「自転車操業」といい、借金総額が雪だるま式に増えていく悪循環に陥りがちです。

すでに借金のための借金をしている方は、生活が立ち行かなくなる恐れがあります。すぐに何らかの対処が必要です。

利息が増え続ける

借金のための借金を続けていると、返済すべき利息が増え続けます。それに比例して返済総額も増えていきます。例えばA社から10万円を年利18.0%で借りたとしましょう。25回払いで返済した場合の利息金額は23,709円で返済総額は123,709円となります。

それを返済するためにB社から新たに12万円を借り入れをすると、B社からの利息分も積み重なり、借金総額がどんどん増えていく状態に陥ります。

アコムの利息がおかしいのでは?とお思いの方は、こちらの記事を参考にしましょう。

「アコムの利息がおかしい…借金が減らない理由と早く完済する方法を知り、借金問題を解決しよう」

いつまで経っても元本が減らない

借金返済のために借金をしていると、いつまで経っても元本が減っていきません。とくに借金を繰り返すと、貸し倒れのリスクを防ぐため支払利息の年利は高くなります。10万円を年利10%で借りた場合と、そのうち5万円を年利15%で借りた場合とでは、利息の負担割合が異なります。

返済総額だけを見るとどちらも10万円で同額ですが、5万円分の利息条件が厳しくなる分、借りる側が損をすることに。借金のための借金を繰り返すと利息負担が大きくなり元本の減少率が下がります。

借金の元金が減らずにお困りの方は、こちらの記事を参考にしてください。

「借金の元金が減らない!7つの原因の解決法&種類別の減らし方」

返済を先送りしているだけ

借金のための借金をするのは、単に返済を先送りしているだけにすぎません。利息がかからない増額を先送りできるのであればメリットもあるのかもしれません。しかし利息分が増えていくだけなので、その月は良くても結局翌月には同額かそれ以上の借金の返済義務が生じるだけです。

借金のための借金は、問題を先送りしているに過ぎず、その問題はさらに悪化するのが目に見えています。

借金地獄から抜けだす方法については、こちらの記事を参考にしましょう。

「借金地獄から抜け出したい!借金の原因別・種類別10の解決方法」

徐々に借入先がなくなる

次々と別のところから借金をし続けていると、次第に借りられる先がなくなります。というのも短いスパンで借入を行っている情報や、複数の消費者金融や銀行にローンの申し込みをしている情報は、信用情報機関にある個人の信用情報に登録されています。

新たにローン申し込みをした場合、金融機関はあなたの信用情報をチェックして「借金返済で厳しい状況にあるのではないか?」「返済能力に不安がある」と考え、借りられても金利が通常よりも高くなったり、申込審査に落ちる可能性が出てきます。

返済管理が難しくなる

複数のところから借金を重ねていると、返済管理が難しくなります。1社であれば毎月の返済日にいくら返済したらいいか確認するのは簡単です。しかし返済先がいくつもあると、返済日ごとに口座に残高があるか確認する必要や、ATMに行って支払う必要が出てきます。支払い忘れのリスクも増え、家計管理が困難に。

返済管理のためにも借金の窓口は極力増やさないようにしましょう。

借金400万円はやばいか知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

「借金400万円はやばい?シミュレーションで見る判断のポイントと効果的な借金解決方法を解説」

違法な業者とかかわるきっかけになる

借金のために借金を続けていると、違法な業者とかかわるきっかけを作ってしまいます。自転車操業を続けていると、どこかのタイミングで借りられるところが見つからなくなり、借金を借金で返すことができなくなります。それでもなお借入先を探そうとすると、「ブラックでもOK」「誰でも借りられます」などの宣伝文句を掲げている違法な業者しか頼るところがなくなります。

いわゆる「闇金」や「ソフト闇金」と呼ばれる業者で、一度このような業者に関わってしまうと次のようなリスクがあります。

  • 法外な高金利(トイチ・トサン・トゴなど)を要求される
  • 返済が滞ると厳しい取り立て・脅迫を受ける
  • 勤務先や家族のところにも来て危険が及ぶ
  • 自宅周辺に嫌がらせの張り紙をされる
  • いつまでも完済できずに関係を断ち切れない
  • 申し込み時に提出した個人情報をSNSなどで拡散される
  • 個人情報を別の闇金業者や詐欺業者に横流しされる
  • 詐欺や犯罪行為に加担させられる

違法な業者の本当の目的は、正規の業者からお金を借りられない債権者から、利息や手数料などの名目で金銭を搾取し続けることです。一度でも関わってしまうと、あの手この手で完済を阻止しようとします。家族や職場の人にまで危険が及ぶ可能性があるので、違法な業者とは絶対に関わらないようにしましょう。

闇金に申し込みしてしまった後にすべきことについては、こちらの記事を参考にしましょう。

「闇金に申し込みしてしまった!闇金との取引をキャンセルしたい時に今すぐ取るべき行動」

「おまとめローン」にもデメリットが

借金返済が苦しいと、金融機関から「おまとめローンに借り換えないか」と提案を受けることがあります。おまとめローンとは複数ある借金を、一つの金融機関に一本化できるローン商品のこと。借入先を一か所にできるというメリットがある一方で、次のようなデメリットがあります。

  • 申し込み審査が厳しい
  • 毎月の返済額を低く設定すると、その分返済期間が長期化する
  • 返済期間が長くなると、最終的な返済総額が増える

いくら窓口で紹介されたとしても、おまとめローンを利用するためには審査があり、審査条件は厳しめです。また毎月の返済額を低く設定すると、返済期間や返済総額が結果的に増えてしまうことに。おまとめローンを利用するときには、これらの点を十分検討してから申し込むようにしましょう。

おまとめローンの申し込み方法については、こちらの記事を参考にしてください。

「借金一本化で返済が楽になる!おまとめローンの申込みから完済までの不安をすべて解消」

違法な行為をしてしまう原因になる

新たな借入先が見つからず借金の返済が滞るようになると、追い詰められて違法な行為をしてしまう人もいます。

闇バイト

最近では「高額バイトあります」「楽して大金を稼げます」「即日即金」などという宣伝文句で、SNSやインターネット掲示板などでバイトを募集していることがあります。金額の高さや手軽さから応募してしまうと、実は犯罪行為を指示されることに。これは闇バイトの可能性が高いです。例えば次のような種類があります。

  • かけ子(詐欺電話をかける)
  • 受け子(被害者宅に訪問し現金やカードを受け取る)
  • 出し子(受け取ったカードで現金を引き出す)
  • 運び屋(違法薬物や犯罪に使用される携帯電話、通帳など)
  • 口座売買
  • 強盗
  • パチスロの打ち子

闇バイトの募集時は具体的な仕事内容が明示されておらず、応募できる性別が限定される、バイト代が異常に高額といった特徴があります。逮捕されるまで何度も犯罪行為に加担させられる危険があるため、気が付かず闇バイトに応募してしまったら警察に相談しましょう。

闇金問題は警察に相談できるか知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

「闇金は警察に相談できる!相談する時の注意点と民事不介入で対応してくれないときの対処法」

口座名義・携帯電話の譲渡

利用した闇金業者から、口座名義や携帯電話・スマホの譲渡を持ちかけられることがあります。借金返済の代わりになるのならと安易に考える人もいるかもしれませんが、このような行為は犯罪となります。具体的には次のような行為です。

  • 自分もしくは他人名義の通帳・キャッシュカードを第三者に譲り渡す行為
  • インターネットバンキングのID・パスワード情報を第三者に譲り渡す行為
  • 他人に譲り渡す目的で銀行口座を開設・携帯電話を契約する行為
  • 他人や架空名義の銀行口座を開設・携帯電話を契約する行為

上記のような行為は、「犯罪収益移転防止法違反」もしくは刑法の「詐欺罪」に当たる可能性が高いです。犯罪収益移転防止法違反だと一年以下の懲役または100万円以下の罰金。詐欺罪だと10年以下の懲役という重い刑罰が科されます。状況によっては執行猶予が付かずに初犯で実刑になる可能性もあるので、闇金に持ちかけられても話に乗らないように注意してください。

クレジットカードの現金化

とりあえず今月支払う現金が必要だからと、クレジットカードを使って買った物を買い取り業者や現金化専用業者に売って現金を手に入れる行為は控えましょう。明確に犯罪と規定されている訳ではないものの、次のようなリスクが発生する恐れがあります。

  • カード会社の規約違反となり強制解約や会員資格の停止、残高の一括請求などの処分を受ける
  • 信用情報に登録され、一定期間はローン審査に通らない、新規でカードが作れなくなる
  • 違法業者に個人情報をだまし取られる・約束した現金を受け取れないなどの被害にあう

自力で返済するためのポイント

借金のために借金をしている場合、自力で完済を目指すのは一筋縄ではいきません。それでもどうしても自分の力だけで返済しようと思ったら、次のような方法を試してみましょう。

借金の現状を把握する

まずは借金の現状を把握することから始めてください。とくに複数の借金がある場合、自分に今いくらの借金があり、毎月どこにどれだけ返済しなければならないか把握していない人が多いです。そして今後の返済計画を見直す上でも、借金の現状を把握することは必要。次のような内容について、一覧表にして分かりやすくしましょう。

  • 借入先の名称
  • 借入の種類(ローン・キャッシング・カードのリボ払いなど)
  • 借入総額
  • 借入期間(いつからか)
  • 滞納の有無(いつからか)
  • 金利
  • 現在までの返済額と残債額
  • 担保・抵当権の有無
  • 保証人の有無

借り入れ時の契約書や利用明細書、金融機関HPの会員専用ページからも確認が可能です。もちろん金融機関に直接問い合わせてもOK。どこから借りたのか分からなくなっている場合は、信用情報機関に開示請求をして確認しましょう。

信用情報機関 請求方法・金額
株式会社シー・アイ・シー(CIC) 窓口:500円

インターネット・郵送:1,000円

株式会社日本信用情報機構(JICC) 窓口:500円

スマートフォン・郵送:1,000円

全国銀行協会(KSC) 1,000円

※別途コンビニ・郵便局で事務手数料が必要

借金減額相談が無料の理由と上手に利用するコツは、こちらの記事を参考にしましょう。

「借金減額診断は罠?無料の理由とメリット・デメリット、安全に利用する方法を解説!」

返済計画を立てる

次に具体的な返済計画を立てていきます。一カ月の収入から毎月の生活費や家賃、光熱費を差し引いて、毎月どのくらいの金額を借金返済に充てられるかを計算します。もちろん無理しない範囲で返済を継続するのは重要ですが、あまり返済期間を長く設定してしまうと、利息負担が増え最終的な返済総額が増えてしまうことも忘れずに。

なるべく早く借金生活から脱出したいのなら、毎月の返済金額を増やす方向で検討しましょう。

借金生活を立て直すための解決方法は、こちらの記事を参考にしてください。

「借金で人生詰んだと悩んでいる方へ!生活を立て直し復活するための解決方法」

返済ができそうか検討する

今の借金の状況と今後の返済計画が明らかになると、今の家計状況で完済が可能か判断できるようになります。今のままで完済が難しい場合は、収入を増やす工夫や支出を減らす努力が必要になります。すでにアルバイトを増やして借金返済に回している方や、精いっぱいの節約をしている方は、自力での返済が難しい可能性も。

自力完済を諦めて、別の借金問題解決方法を探る方がいいかもしれません。

借金まみれの人生を立て直す方法については、こちらの記事を参考にしましょう。

「借金まみれで人生どうなる?【状況別】起こるリスクと逆転する方法を知り、人生を立て直そう」

早期の完済を目指す

借金完済の可能性を高めるためには、早期の完済を目指すのがポイントです。次の方法を実践できないか検討しましょう。

金利の高い借金から一括返済 金利の高い借金から一括返済を目指す

利息負担を抑えられ、早期の完済が可能になる

繰り上げ返済 ボーナスや臨時収入があったときに、毎月の返済の他に繰り上げ返済を実施

繰り上げ返済分はすべて元金の返済に充てられるため効率的に借金を減額できる

返済額の増額 毎月の返済額を可能な限り増額する

返済期間を短縮でき、返済総額も減らせる

低金利の借金への借り換え・一本化 より金利が低いローンへの借り換え、複数の借金を一本化する

返済負担を減らせるだけでなく、返済の手間がかからず返済忘れを防げる

リボ払いをやめる リボ払いの借金は、消費者金融並みの高金利(15.0~20.0%)

翌月一括払いや回数の少ない分割払いに変更することで、トータルの返済金額を削減できる

リボ払いの借金が減らずにお困りの方は、こちらの記事を参考にしましょう。

「リボ払いの借金が減らない!仕組みと原因を知って残金を効率的に減らしていこう」

返済不能に陥ったときの対処法

前項で紹介した方法を実践してもなお借金の返済が難しいときには、根本的な借金問題解決に舵を切りましょう。

弁護士に相談する

借金のために借金を重ねてすでに自力での返済が難しいときには、借金問題に詳しい弁護士に相談してください。次のようなメリットが得られる可能性があります。

借金が減らない理由が分かる

弁護士に相談すると、自力で借金が減らない理由が分かります。家計簿や収支表を持参すると、これまでの経験から節約ポイントや無駄な支出がないかをチェックしてくれるでしょう。またギャンブルがやめられない方や浪費癖がある方のために、専門のカウンセリングを受けるよう提案してくれたり、お金の使い方についてもフォローしてくれるでしょう。

さらに弁護士に借金問題を依頼できれば、法的なアドバイスや債務整理の手続きをサポートしてもらえるほか、生活再建のための現実的な助言を受けられます。これは債務整理で借金問題を解決した後に、再び借金をしないためにも重要。どうして自分の借金はいつまで経っても減らないか分からないという方は、弁護士に相談してみましょう。

取り立てをストップできる

弁護士に債務整理を依頼すると、債権者からの取り立てをストップできます。とくに返済を滞納していて、債権者からの取り立てに精神的ストレスを感じている方は、なるべく早めに弁護士に依頼すべきでしょう。取り立てをストップできると、債務整理の手続きや手続き後の生活再建のことを考えられるようになります。

一日でも早く生活を立て直すためにも、弁護士に債務整理を依頼すべきでしょう。

闇金被害を解決できる

正規の貸金業者から借金ができずに闇金に手を出してしまった方は、弁護士に相談することで闇金被害を解決できるかもしれません。闇金問題に強い弁護士に依頼できると、闇金業者に直接電話してくれ、依頼者に今後接触しないように忠告してくれます。

闇金側が弁護士が介入していることを知ると、警察に通報される恐れがあると認識するので、素直に弁護士の指示に従うケースがほとんどです。そもそも闇金からの借金には返済義務がありません。弁護士の介入によって、闇金への返済もストップできます。

闇金からの電話がしつこいときの対処法は、こちらの記事を参考にしましょう。

「闇金からの電話しつこいときの対処法!間違った方法や電話がくる理由も紹介」

過払い金の有無が分かる

弁護士に借金問題の解決を依頼すると、過払い金が発生しているかが分かります。過払い金とは、利息制限法の上限を超える金利で支払っていた場合に、払い過ぎた利息のこと。2010年6月の法改正によって、払い過ぎた利息(グレーゾーン金利)は法的に無効となりました。

債務整理の過程で利息の再計算をするため、過払い金が発生しているかどうかが分かります。過払い金が発生している場合は、債権者に過払い金請求の手続きをして返済分に充当もしくは返還してもらえます。一方で銀行からのローンや2010年6月以降の借入で利息制限法の範囲内の金利の場合は、過払い金の発生は見込めません。

過払い金が受け取れる仕組みと請求方法は、こちらの記事を参考にしてください。

「過払い金が受け取れる仕組みと請求方法|受け取れる可能性が高い・低い借金の種類と注意点とは?」

債務整理を検討する

自力での完済が不可能だと分かったら、債務整理を検討すべきでしょう。このまま返済を滞納し続けていると、最悪の場合は給与や預貯金などの財産を差し押さえられてしまいます。そうなるよりは、早期に債務整理で借金問題を解決し、生活再建に力を注いだほうがよほど建設的です。

債務整理には任意整理・個人再生・自己破産の3種類があり、それぞれに手続き方法や借金の減免割合、適した人が異なります。まずは弁護士に相談したうえで、自分にはどのような方法が適しているか知りましょう。

任意整理

任意整理とは債権者と交渉して、完済まで支払う予定の利息(将来利息)や、返済蛾遅れたことによる遅延損害金を減額できる手続き。残った元金は、原則3年、最長で5年かけて完済を目指します。手続き後も返済が続くので、安定した収入が無いと債権者が交渉に応じてくれません。

一方で手続きする対象の借金を選べるので、保証人がいる借金や車のローン、住宅ローンなどを除外できます。また裁判所を通さないので、周囲の人に知られる可能性が低いです。金利の高い借金やすでに相当期間滞納している借金がある方、元本なら返済可能な方は任意整理に向いています。

任意整理をバレずに手続きする方法は、こちらの記事を参考にしましょう。

「任意整理をバレずに手続きしたい方必見!原因と対処法を知って賢く借金を減額」

個人再生

個人再生とは、裁判所に申し立てて借金を最大で1/10まで減額できる手続きです。減額後の借金は、3年~5年で完済を目指します。手続きが複雑なので、弁護士に依頼するのが一般的です。また安定した一定上の収入が無いと、減額が認められないでしょう。裁判所を通すということで、国の機関誌「官報」に住所氏名が載る点もデメリットです。

しかし借金を大幅減額できるので、毎月の返済負担を大幅に減らせます。また「住宅ローン特則」の利用で、ローンを支払いながら今後もマイホームに住み続けられます。借金の原因を問われず、視覚や職業に制限がかからない点も、個人再生のメリットです。

個人再生の流れや必要書類は、こちらの記事を参考にしてください。

「個人再生の流れと必要書類とは?手続きにかかる期間と書類の入手方法も解説!」

自己破産

自己破産は裁判所に申し立てて、全ての借金の返済義務を免除(免責)できる借金解決方法です。任意整理や個人再生のように返済すべき借金が残らないので、いち早く生活再建に踏み出せます。またすでに債権者から法的手続きをとられている方や、差し押さえを実行されている方は、強制執行をストップできます。

しかし一定以上の財産は、没収されて債権者への返済に充てられます。また裁判所を介した手続きのため、家族や職場に知られる可能性が高いでしょう。ギャンブルなど免責不許可事由に該当する場合では、原則として破産が認められません。自己破産は強力な借金解決方法ですが様々なデメリットがあるので、この点も注意してください。

自己破産すると家族はどうなるか心配な方は、こちらの記事を参考にしましょう。

「自己破産すると家族はどうなる?影響が出ること・出ないことと迷惑をかけないポイントとは」

まとめ

借金のために借金するのは「自転車操業状態」で、支払う利息が増えるだけでなく違法な業者とかかわるきっかけになったり、犯罪行為に手を出す原因になってしまいます。おまとめローンにもデメリットがあるので、本当に借金返済のために他からお金を借りるべきか慎重に検討してください。

借金返済を早期に終わらせるためには、借金の現状を把握したうえで返済計画を立て直す必要があります。また繰り上げ返済や一括返済、返済額の増額によって、返済期間を短縮する工夫をしてください。もちろん収入を増やす努力や、支出を減らす工夫も必要です。

借金を返済できるか検討しても難しい場合には、借金問題に詳しい弁護士に相談したうえで、債務整理を検討してください。任意整理・個人再生・自己破産それぞれに、メリット・デメリットが異なります。専門家のアドバイスを受けながら、自分に適した方法を選択しましょう。

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